我が家型改造車

我が愛車に何の不満もないが、不便がひとつあった。

ハンドルが切れないとか、ブレーキが抜けるとか、窓の開閉ができるかは運次第とか、

天井の布地が広範囲にわたってはがれて垂れ下がってるとか、暖房が送風になっちゃうとか、

たまにアクセルを踏み込んでもどんどん減速されるとか、

そういうのは、たいした不便ではない。
愛があれば、ほとんど気にならない。



どうしようもない不便は、我が家族のアタマ数に
比べて、狭すぎる、ということだ。
（車のわりに、家族が増えすぎた、とも言える。）


以前、家族旅行の道中で、後部座席の面々がどれほど
きゅうくつな思いをするかは書いた。

実は、11月に信州へ行った時には、少し方法を変え、
わずかにクレートのサイズを大きくして、代わりに
ルースとウェルの2頭を一緒に詰め込む、ということもやってみた。

　　　　これの1サイズ大きいクレートにこの2頭。

この方法で、意外とクレートの2頭はぎゅう詰めながらもちゃんと寝ていったし、ガディも楽になっていた。


しかし、いつも割を食うのはソフィだ。

彼女は、何度も書いてるように、気が強い一方でとても気持ちが優しい。
他の3頭が、自分のスペースを少しでも多く確保しようと力んでいる時に、ソフィは自分の場所を他の犬に譲り、ずっと座ったままで数時間を過ごす。
見ている方が首が痛くなるような不自然な姿勢で、船を漕いでいる。かわいそうで仕方ない。

　　　　どうせ普段もぎゅうぎゅうじゃないの！

11月は、クレート外のスペースを分け合うのが2頭に減ったので、若干マシだったようだ。
こんな感じで、頭を支える場所を見つけて、一応眠れたと思われる。


か、かわいそう過ぎる・・・


で、改造しました。

後部座席を全てとっぱらった。

補助椅子も、出っ張ってる左側のは、とっぱらった。









ついでに、真後ろのドアについてたスピーカーと、ドアポケットも、出っ張って邪魔だったのでとっぱらった。（現在その跡は大穴があいてるので、塞がねばならん）











ずいぶんひろびろしたものだ。
これで、次回の家族旅行時にはゆったり寝ていけるよ、ソフィ。
と、後部座席に当たったニンゲンよ。

実は、後部座席で一番縮こまっていたのはニンゲン
（交代制）である。

良かったね。

　　　　　　　　　　良カッター・・・




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