7月15日に保護され、警察の依頼のもと16日から我が家で預かりとなっていたヤギのめえ太(仮)。
結局、飼い主は現れなかった。
予想通りではあったが。
本で調べた限りでは、めえ太(仮)はシバヤギという種類ではないかと思う。
体高50cm程度、体重20~30kg程度の小型のヤギで、ザーネン種などにくらべると人に懐きにくいが、時間をかければよく慣れる、と書いてあった。
7月20日
まあ、田舎では種類にこだわらない人も多く、雑種の可能性も大いにある。
めえ子とめえ太郎の親ヤギに比べるとかなり小さいのは確かだ。
保護当初は、体中にシラミがたくさんついており、ホームセンターでシラミにも効くというノミ取りパウダーを買ってきて体中にふりかけまくった。
みんなにうつったらタイヘン
知らない場所に連れて来られ、脅えておとなしくしていためえ太(仮)だったが、あまりしつこく私が全身に触りまくるものだからある時点でキレた。
激しく頭突きをし、角を突き上げて振り回すようになったのだ。
怒っているめえ太(仮)
お腹に触られるのは嫌がるそうだが、もちろんお腹にも遠慮なくパウダーを擦り込んだしなあ。
それから2週間くらいは、触ろうとすると身をかわし、スキあらば頭突きを繰り出した。
やむを得ない処置だったとは言え、悪いのは私だし、めえ太(仮)の気持ちがほぐれるのを待つしかない。
一方で、犬・猫・鶏たちとは、最初こそ威嚇していたが、敵意がないと分かると、拍子抜けなほどすんなり馴染んだ。
8月4日 エボニーと
特に、アローカナ鶏の若鶏たちとは仲が良く、若鶏達も、めえ太(仮)のいるところへ寄っていく。
私は、唯一私の手からでも食べるほど好物のヨモギを手土産に、せっせとめえ太(仮)のところへ行き、仲直りの努力を続けた。
その甲斐あって、2週間を過ぎた頃から少しずつ態度が変わり、頭突きの意味が以前とは変わったのを感じた時は、嬉しかった。
そして、先日、警察から書類が届いた。
まさかこんなお願いを警察からされる日が来ようとは
簡単な記入をして、返送。
あっさりと、めえ太(仮)は我が家の一員になった。
9月3日
もうとっくに家族になっていたが、あらためて、我が家へようこそ、めえ太。