1/29/2011

かこいこみ


さて、柵。

当地へ越してくる前に、ちゃんと家の周囲にフェンスを作った。


つもりだったんだけど・・・


全然ちゃんとしてなかった。






今、ソフィが好き勝手に走っているこの土手。


少しカメラをずらしてみると、見えてきたのはフェンスではないか!



ホープに実演してもらおう。



フェンスの意味なし。


誰かがゲートに、いや、最近ではうちへむかう脇道へやってくると、黒い連中がすかさずフェンスを越えて出動、”不審者”を追い払い、なわばりを守るという任務を遂行しようとする。

呼びもどせばすぐ戻ってくるけれど、吠えられる方にすればそういう問題ではない。
なにせ何やら分からない黒い集団がなだれをうってこちらへ突進してくるのだ。
『隔てているはずのフェンスを越える』というワンステップを踏むせいで、かえって怖さが増す。

しかも、近づいてみれば、なんとも人相の悪そうな顔つきである。
耳は立ってるし口は尖ってるし目は小さくて冷酷そうだし。

ンナコタナイワヨー

『ネー』『ンダンダ』


白状すると、ガディを家に迎えたその日、今まで見慣れたジャーマンシェパードの目とまったく違う、小さくて冷めたようなつり目を見て、私はちょっぴり不安を感じたものだ。
「私はこの犬と心底打ち解け合うことができるんだろうか?」と。
今から思えば笑い話だが。






来客に対してのこともあるが、ソフィが農業道路まで出張するようになったことも大きい。

先月の雪のちらつく日、窓から外を眺めていると、農業道路を走って来た高所作業車が、急に速度を落とし、うちへの脇道に入ってきた。
今日なんか作業があったかしらと出てみると、道ばたにこぼれ出ていたソフィを発見し、「せんせーとこの犬が出ちょう」と追い込んでくれたのだった。


あ、ありがとうございます!!


うちの前は、下りカーブの後で見通しが悪く、反対方向からの車だったらはねられていたかもしれない。
こちらの車は、尋常じゃないスピードでとばすので恐ろしい。






で、ようやく貯まり始めたなけなしの貯金をはたいて、柵を作ることに。
これは素人が危ういものを作っても意味がないので、プロに頼んだ。


まず年末年始でこちら。


家のまわりのフェンスがけっこう目立たなく、造作も丁寧だったので、同じ業者さんに頼んだ。

完成したところで、さっそく周りに苗木を植えた。


地べたが固いので、掘るのがたいへん。えっちらおっちら、足かけ二日かかったぞ。


先週こちら。


これは家周りの造成を頼んだ造園業者さんに、敷地の竹を切ってもらうついでに、その竹を利用して作ってもらうことに。

無尽蔵の竹ども

きっちりしすぎた感じにならないよう、縦の竹の高さをテキトウにして、という我らの意見をちゃんと入れて予想以上のいいものを作ってくれた。


これから色あせてくれば、もっと味が出るだろう。






これで何の心配もなくなった。
近くへ作業(畑仕事とか、養蜂巣箱のチェックとか)しにきた人に犬たちが「すわ!」と緊張して柵ぎわに結集しても、こちらがゆったり構えていると「あ、いいのね」と理解する様子。
やはり設備というのは大事だ。

田舎で敷地の周囲を囲うのは少し気が引けるが、ちょうど正月明けに地区の集会があり、前年転入した挨拶をする機会があったので、そのときに事情も説明できた。


やれやれ、ひと安心。
ソフィさん、道にこぼれられなくなって残念だったな。

ムスー


1/21/2011

大豆炭酸試飲





一月に入って、四万十もたいそう冷え込んだ。




凍てつくような日が続いている。

今週初めもまた積もった(というか凍った)


そんな中、我が家の黒い衆が、なわばりと認識する範囲を限りなく広げて侵入者を追い払おうとするため、

(南と西は自然の城砦がある)

  ・・・ものども、そこいらはよそ様の田んぼだ。
     うちはそこまで広くないぞ。

やむなく敷地の周囲に柵をすることに。
柵代の手痛い出費で、吹きつける北風と同じくらい、財布の中身が寒くなった。


おかげで、こたつを買う計画をしていたのはお流れに。
小さなパネルヒーターひとつと、湯たんぽで冬を乗り切る羽目になった我が家である。




その柵の話はまた今度として、今日は先日飲んだ炭酸が美味しかった、というどうでもよい話を。


病院には、製薬会社の営業の人が、薬の紹介のためによく来られるのだが、そのときにちょっとしたオマケ(ボールペンとか、メモ用紙とか)をもらうことがある。

先日、大塚製薬の人が、新製品が出たといってくれたのがこれ。


薬じゃないので、病院業務とはあんまり関係ないのだが、どんどんたまるボールペンより、こういう物の方がかなり嬉しい。

なんでも、『豆乳が苦手な人に、炭酸を加味して飲みやすく』という狙いだそうな。
しかし、豆乳が苦手な人が、炭酸が入ったからといってわざわざこれを買うだろうか。

買ワンヤロー

狙いが当たっているかは若干疑わしいと思いつつも、豆乳が大好きな私は有り難くいただくことにした。

大塚の人によれば、「けっこうおいしいけど、その後のゲップが思いっきり豆乳風味です」とのこと。
それって、豆乳嫌いの人には、普通の豆乳以上にイヤなんじゃ・・・

ソラアカンワ

帰宅して、母と半分こ。
写真を取り損ねたが、開封前は瓶のてっぺんまで白くてなかなかオシャレ。

さて、お味は・・・


めちゃうま。

豆乳の味ではない。
優しい果物みたいだった。
味覚は人それぞれなので(私はどちらかというとなんでも美味しい方)保証はできないが、問われれば「たいへん美味しい」と迷いなく答えよう。

炭酸なので、盛大にゲップが出たが、豆乳風味とは感じなかった。
いいぞ、SOYSH

ちなみに、お値段は大塚の人と
「けっこう高いんです。これで200円くらいするんですよ」
「えー高いなあ」
という会話を交わしたのだが、今サイトを見ると税込み105円。
だいぶ違うぞ。

オイオイ

君ら、さっきから偉そうやな。


まあそれだけの話なのだが、大豆炭酸飲料というのがなかなか面白いアイディアで、かつ中身を伴っていたので感心した次第。

オワリ?

・・・はい。

1/06/2011

残雪

あれから一週間が経ちました。
我が家の周りには、少しですがまだ雪が残っています。


皆さんから、たくさんのメールを頂きました。
本当にありがとうございます。
お一人お一人にお返事できなくてごめんなさい。
心のこもったメッセージ、どれも心にしみて、何度も読み返しています。

メッセージという形でなくても、心の中でガディを思って下さった方に、感謝します。


まだ、ガディがそばにいないことに慣れなくて、毎日がなんだかふわふわと過ぎていってる感じです。

それでも日々は回っていきますし、ガディの遺した大事な”ファミリー”がいますから、立ち止まらず、なるべく後ろを向かないように、暮らしています。


普通の記事をと思ったけど、まだちょっと無理かな。
しばし休ませて下されい。
もうちょっとだけ。
もうちょっとだけ、ね。