10/31/2007

ハロウィーンの夜に


今日はハロウィーンだって。

いつから、日本でハロウィーンを取り上げるように
なったのだろう?
私が学生時代はまだ、アメリカンコミックの中で出会うだけの、海の向こうの何の馴染みもない行事でしか
なかった。
そのせいか、行事そのものは知っているが、来歴をよく知らない。

とりあえず、何かオバケに関係するようだし、今日は
ひとつ、病院にまつわる話を。
いや、心配しなくてもそんなに怖くないので。
一行ですむし。



病院の廊下の真ん中には、亡くなった人たちが
ずーっと一列に座っているんですって。



私はだいたい道の真ん中を大股で歩く方だが、病院ではちょっと真ん中を外れて歩く。


亡くなった人達を次々に
蹴りとばしながら歩く
なんて、申し訳なくて
絶対、できません。




ついでに言うと、ハロウィーンを日本でやること自体は、別に苦々しくは思わない。
楽しいイベントが増えるのはけっこうなこと。

Jack-o'-Lanternはカワイイし。

でも、自分自身は阿呆らしくてノる気にはなれん。

だから何年かして、仮装した子供達が Trick or treat!
なんつって訪ねてくるようになっても、お菓子は
ありませんよ。
ささ、帰った、帰った。



           カエレ!

           カエレ!

           カエレ!


そ、そこまで言わんでも・・・ハニーほんまに怖いって



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10/30/2007

Wellness express 3


ふつう、病気について書くときは、
それに罹るとどんな経過をとるのか初めのうちに説明することが多い。
だが、クモ膜下出血についての話は、もう少し何度かに分けて書くつもりなので、先に経過の話だけすると、
いたずらに怖がらせることになってしまう。



というわけで、まず予防法に
ついての話を。


クモ膜下出血の8割は、脳動脈瘤ー脳の動脈にできた瘤ーの破裂によるものである。
1割5分くらいが、特殊な血管奇形によるもの。
シンプルに、クモ膜下出血の原因=動脈瘤の破裂、と
考えていいだろう。で、

 ほとんどの脳動脈瘤は、MRIで分かる

というのが今回の耳より情報である。



  あのね、耳より情報があってね・・・ ふむふむ



最近のMRIは性能が良くなったので、2mm以上の動脈瘤はたいがい見つけられる。
そして最近は、3mm以下の動脈瘤はMRIで見つかっても治療しないことが多い。
つまり、破裂の危険が高い動脈瘤は、MRIを受けておけば早期発見・治療できるのだ。

ちょっと安心。



じゃあ動脈瘤はなぜできるか?
外傷や感染症でもできるが、多いのは生まれつき、で
ある。と言っても、生まれたときから動脈瘤があるのとは、ちと違う。

脳の血管は三層構造で丈夫に作られている。ホースで
言えば、糸入り耐圧ホースみたいなもんである。
ところが生まれつき、部分的に糸が入ってなくて、耐圧でなくなってるところが、誰にでもある。


それが、ちょうど血管の分岐点や
合流点など、血流が強くぶつかる
ところにあると、何年もの間に、
だんだん膨らんでしまうのだ。

これが動脈瘤。



     餅とパンと希望はふくらむほどよい


だから、若くても動脈瘤はあり得る。
けど、動脈硬化が進んで血管のしなやかさがなくなり、高血圧になってくれば、より膨らみやすくなる。

        ワイもふくらみまっせ
      (苦手な方は拡大なさらぬよう)



MRIは磁石の力で精密な画像を撮るので、ペースメーカーなどが入っていると受けられないが、そうでなければ
被爆の心配もなく、痛くもかゆくもない。
(そのかわり狭くてうるさくて時間がかかる。)

30歳過ぎたら、一度受けてみるのもいいのでは。
家族性の動脈瘤というのがあるから、身内の方に
クモ膜下出血になった人がいるなら、20歳代のうちでもいいかも。

MRIで異常がなければ、だいたいは、クモ膜下出血の心配はしなくていいはずだ。
そうそう、動脈瘤は、破れなければ無症状なので、
頭痛のある・なしは何の目安にもなりませぬ。



で、私は受けたか?

いや、紺屋の白袴といいますか、
まあそんな感じ・・・




おマケの耳より情報:

高い脳ドックなぞ受けなくても、
「最近頭痛も多いし、つーかぶっちゃけMRI希望です」
とかなんとか言って脳神経外科を受診すれば、たぶん撮ってくれますよ。ただし普通は予約制だから、
受診してその日に検査、というのは、無理。

むー、病院経営者の方々に怒られるかしらん。


    あのね、耳より情報が・・・聞いてる?




毎月0のつく日はWellness expressの予定です。
次回もまたクモ膜下出血について。



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10/28/2007

もわ毛もわもわ

土、日と研修会で朝から晩までみっちり絞られました。
はーーー 疲れた。 あーーー 疲れた。 ぐったり。

そういうことで、今日はつい先ほどの出来事を
ちょこっと。


家族とともに居間で過ごすのはガディ様だけである。
以前は全員が自由にしていたが、家中が毛だらけに
なるので、若者(下っ端ともいう)は、食堂だけと
制限したのだ。


それと、ガディが少しずつ歳をとってきたので、
「彼は別格ですよ」という示しでもある。


そう広くない食堂に、元気ぴちぴちの3頭がうろちょろ
しているので、毛がもわもわして仕方がない。
元気があり余っているので、テーブルの周りでプロレスなんぞするからますますもわもわ。

朝・昼・晩の掃除機かけを余儀なくされている。


今夜も例によって、もわっているので母が掃除機をかけている。
かけ終わってふり返るとすでに、もわっている。
どっかの隅っこから出てきたのかとそれを吸い、部屋を
出ようとするとまたしても、もわもわ・・・

おかしい、誰かが足にひっつけて歩き回っているのか?


実はですね、


これを

           ・・・・・

            あっ!!


ちょっとずつまき散らして遊んでたのでした。





そんなつぶらな眼してもダメ。



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10/27/2007

人生の時間割

自分の将来を、具体的に決められるのは何歳くらいの頃だろう?
あるいは、何歳くらいまでに決めるべきだろう。

例えば、80歳になってからでは遅すぎることくらい分かるが、(80歳になって新たにやりたいことが見つかるのは素晴らしい。)20歳、30歳・・・40歳では遅すぎるか?

私も分からない。
感覚として、30歳代のうちの方がよい気もする。


やりたいことが決まったらそれに向けて努力が必要だ。




やりたい仕事に就いたら、少なくとも最初のうちは無我夢中のトップスピードで取り組まねばならないだろう。


となると、気力・体力ともにその辺りが限界かな、と
思う。


だが、早くから決まっているのがよいとは全然思わ
ない。
以前、学校を中退して軍隊に入り、そこでたまたま
であった物理学に興味をひかれ、軍を辞めて勉強して
大学の物理学の教授になった人の話を聞いた。確かアメリカだったように記憶しているが、定かではない。

この話を聞いたとき、うらやましいと思ったし、
それでこそその人の人生だと感心した。

        小さくても頑張ッテル


そういうやり方は、とても難しくなっている。
本来遊ぶことばかり頭の中にあるはずの子供の頃から、頑張って勉強していなければなかなか社会の本流には
乗れない。
(その「本流」が本当に値打ちのあるものかどうかも
 怪しいが。)
いろんな回り道をしてからでは、ある日本当に自分が
興味を持てるものに出逢っても、プロフェッショナルを
目指してその中へ飛び込むには社会はあまりに厳しいのだ。



できないわけではない。
ちゃんとやり遂げている人もいる。



でも、世の中全体に、もう少しいい意味での無駄が出てくれば、一人一人の人生はもっと豊かなものになるのではないかなあ、と時々思うのだ。


兄と同じ道を歩む必要はない。
親の望む道を歩む必要はない。
本当に自分のやりたいことがあるなら。




唐突だったかもしれないが、常々考えていた事で、
先日、頑張っている若者のトピックをTVで見てから、頭の中を回り出したので、綴ってみた。
自分たちでステージを組むために、クレーンなんかの
操縦免許も取ったんだと。

自分たちの足で歩んでいる若者たち、ガンバレ。





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10/25/2007

公園の秋じたく

先週、公園の草刈りが行われた。

         刈られた草の山々

家から普通に歩いても1分かからないところに、広い広い公園があるのだ。
この公園がごく近くにあるお陰で、都会なのに
(ほんとに都会なんです)
大型犬の多頭飼いができる。
我が家では勝手に「裏庭」と呼んでいる。

ブランコなどがあるちょっとした遊具コーナーが片隅にあるだけで、あとはほぼいい感じに自然のまま。
少々の穴や、ぬかるみはそのままなところがまた
気に入っている。

わざわざ毎日車で30分かけて散歩に連れてくる人もいるらしいから、我が家は恵まれていることに感謝。



この間まで、伸び放題の雑草が私の膝くらいまであったが、スッキリサッパリになって散歩しやすくなった。

しかしなにしろ全体では
1万坪近くあるので、草刈りも何日もかかる。

この日はまだ作業中だった。


     (クリック拡大で作業中なのが分かるよ!)


日中はまだ暖かい。
公園の中には、雑木林エリアあり、杉エリアあり、
桜並木あり、池もある。

暑くなると杉エリアで涼む我ら。



10cmくらいの幅の溝なのに、はりきって飛び越える
ガディ。びょ〜ん。




だがここには敵も潜んでいるのだ。

犬が関わらねば、なかなか風情のある穂なのだが。

この凶暴な敵、チカラシバについては本家DogBlogの方で「秋の公園の罠」として以前書いた。
さらに秋が深まれば、さらに要注意。
耳などに入ったらやっかいな実である。



それにしても、まだ紅葉がほとんどみられない。
ガディの顔がヨダレだらけにならない以外は、秋と
言うよりまだ晩夏に近いかもしれない。

10月も終わりというのに。

少しずつ、気候が狂っているのが
感じられる。

それでも、ガディの前足に、
秋のひとひらがくっついて
きた・・・



想いをめぐらしつつ家に帰り、門を入るとこの出迎え。
ほっとするよ、君たち。
ありがとね。

      (怒)コッソリ行ったね?



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10/23/2007

嘆き

家族揃っての散歩。














木立の中をぽこぽこ歩く。



特に何もしないけど、何にも代え難い大事な時間。














こちらはウェルが母の軍手をむしろうと頑張っておる。
まだ子どもだねえ、と微笑ましく見守る。




またあるいは何げない家族のひととき。




でかい愚弟と小さなチワワがじゃれ合う様は、何となくおかしくて、幸せになる。













そして頭領ガディ様との素敵な一枚。

彼はモデルガンとサバイバルゲームが好きなだけです。





お気づきだろうか。
私はいない。
カメラ、ビデオ両方担当のカメラマンである私は、全然撮ってもらえないのだ。

もちろんいやいやカメラマン役をやっているのでは
なく、好きで、夢中でやっているのだが、たまには
私だって「夏休みの思い出」とかのひとコマに収まりたい。
ガディとのツーショットだって欲しいじゃないか。


誰も撮ってくれないから自分撮りをしてみれば、

ガディも私も下あごばっかりだし、









ウェルはバランス崩してるし、









ソフィは露骨に迷惑そうだし。









最近では上手になって、こんなのも撮れるが、


わざとらしいし(そりゃそうだ)。


カメラが趣味のひとつだった父は、あふれるほど家族の写真を撮ってくれたが、当然父自身の写真は少なかった。
時には、ちょっと寂しく思うこともあったのではないかと最近気づいた。

別に自分そのものの写真が欲しいのではない。
自分が大事な家族と一緒に写った写真が欲しいのだ。

好きでやっているのだからと父が撮るのに任せていた
ことを、今は少し悔やむ。

人生何があるか分からない。
私亡き後、遺された家族に同じ思いをさせてなるものか。


と、カメラマン役を母に頼んでみれば、快く引き受けてくれたがカメラの操作がイマイチ分からない。
ならばと愚弟に頼んでみれば、張り切って撮ってくれるも不慣れでなかなかうまい具合にいかないようだ。

ガッカリ・・・


でも、中に。
こんな嬉しい一枚も、あるんだよね。



これからもっともっと、家族に撮影係を押しつけよう。



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