4/22/2008

一足遅い春休み

最後にまともな更新をして、はや9日。

文章の更新はできるみたいなんですが、写真がうまくアップできない(でも、たまにできるから、ますます
分からん)し、なにより、コメントのお返事ができません。
お返事を書いて、「ハイ、公開!」とボタンを押して・・・

シーン。


なんでですか、Google Blogger。
ワタクシ、ブログランキングへの参加も4月いっぱいで
終わりにしようと思っていたので、4月は、亀の歩みでも
じわじわ更新しようと思っておりましたのに。

自分のブログをなんともできない、となると、ついついパソコン自体から遠ざかります(電子攻撃参照)。
そんなわけで、皆様のところもご無沙汰している次第
です。


立ち寄って下さってる方々、どうぞ、来週くらいになったら、のぞいてみて下さいまし。

Bloggerさんが、頑張ってくれて、不具合が直っていたらば、まずはコメントのお返事を!
(これが楽しみなんです)
それから、久しぶりの更新を。
それから、みんなどうしているかな〜?と、訪ねてみよう。
と、思ってます。


不甲斐ない飼い主に変わり、大将ガディみずから、
お詫びを。

        ムッ、モウシワケナイ

何度か頑張って、なぜかこの写真だけ読み込めました。
謝ってるんだけど、逆に失礼である、という・・・

4/20/2008

お知らせ

今日は、Wellness expressの日。
一過性に、目の前が暗くなる症状について書こうと思ってたんですが・・・

なんだか、ここのとこBloggerの調子が悪いです。
写真がうまく入りません。
コメントも、うまく入りません。

どーなってんだろう。
Wellness見に来てくださった方、
コメントを入れてくださってる方、
ごめんなさい、もう少しお待ちください。

ほんと、どーなってんでしょうか・・・

4/13/2008

春高楼の・・・


春なので、花のことを少し。


広大な裏庭
(近所の公園ともいう)
は先週末、桜も人も、満開だった。


幸い、我が家の南側、つまり庭の前は公園で、桜の大木が何本もある。
人混みに出かけなくても、部屋の中から花見ができるのは、まことに幸せなことである。


風が吹けば、部屋の中まで花びらがはらはらと入ってくる。
極楽、極楽。


父よ、そんなに急いでいかずとも、ここでも十分、
極楽ぞ。
もう少しこちらで花見を楽しんでも、良かったろうに。

           マッタクヨ




ここでジレンマがある。
裏庭と呼ぶくらいの近くの公園の桜は、それは見事である。


しかし、この時期、有象無象が押し寄せる。

火気厳禁の看板の前でバーベキューをして下草を焦がし、桜の下枝を折り、単車で公園の斜面を走り回って
地面を荒らす。

そして、翌朝には、ゴミが公園中に散乱している。
バーベキューを食べたらしき紙皿も、コップも、肉が入っていたであろうビニール袋も、そのまま。
本当に、「そのまま」。

家でごちそうさま、といって茶碗を食卓に置いた、そのまんまの状態で、地面に置いてあるのである。
大判のピクニックシートがそのままのこともある。

世の中には、信じられないような感覚の人間が、それも、けっこう大勢いるもんだ。


それらはすべて、1~2日のうちにきれいに
片付いている。
ボランティアの方々が掃除してくれているのだ。
本当にありがとう。


そんなわけで、いつもの散歩コースをもっとも楽しめるはずの時期に、もっとも足が遠のくことになる・・・






いや、そんな愚痴を書くのは、今回の目的ではない。

「花見狂想曲」を眺めながら、そもそも花見ってなんなんだと考えた。
自分勝手な想像だから、まるっきり見当外れかもしれないが・・・


たとえば平安時代くらいの昔、野辺に一組、桜の下に
宴を催す者達あり。
歌ったり、笑ったり、酒も入ってそれなりに盛り上がっているが、皆、咲き誇る桜の下にいる幸せを忘れない。



もし杯の中に、はらはらと花びらが舞い落ちれば、それに気づいて木を見上げ、一首詠み・・・
またひとしきり話が弾むだろう。






もともと、そうした「花見」を人々は楽しんだのでは
ないか。

          こんな感じで


場所取りにやっきにならねばならないような、芋洗いのごとく人のひしめき合う現代の花見に、桜は要るのか。

だからというわけではないが、我が家は花見をしたことがない。
わざわざ人混みに飛び込むエネルギーがないだけかな。

         昨春 若人達と先生




と、いうわけで・・・
我が家の庭の前も公園で、人混みに出かけなくても、部屋の中から花見ができるのは、まことに幸せなことである、のだ。

春の風をぜひ動画で見てね。

満開の桜もいいが、散り始めた今頃が、私は一番好きである。




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4/10/2008

WellnessExpress15


毎月0のつく日はWellness expressの予定です。
私がこれを書くわけは、こちらに。



さあ、ひさしぶりのWellness expressです。
今日は、一見何でもないようだけど、注意が必要な症状をとりあげます。
聞いたことがあるかも。
「一過性脳虚血発作」について。

一過性の、脳の、虚血による、発作性の症状。
字数も画数も多く、たいへん難解な感じの病名ですが、平たく言えば、「脳梗塞の前ぶれ」です。








あるとき、ふと気づいたら、
右手がしびれてる。
そう思ってみると、右足もしびれている。
変だな、変だなと思ってさすってるうちに、治まった。

      ガディ、手がどうかしたの!?


こういうことがあったら、一度、診てもらった方が安心だ。
もし、3分くらいで治まったとしても。

           臭カッタデノウ

・・・あ、そう。


一過性脳虚血発作がすべて、脳梗塞になってしまうかというとそうでもない。
統計では、3割くらいだ。
でも、自分がその3割に入ったら、イヤだものね。

           ソリャネ

一過性脳虚血発作から脳梗塞になる人のうち、5人に1人は1ヶ月以内である。


もう、がんばれないよ、詰まっちゃうよ・・・という、体の声が、一過性脳虚血発作なのだ。
普通、数分以内に症状は消えてしまう。
長くても24時間以内である。


MRIなどを受けて、必要なら予防薬を飲む、それほどでなければ、日常生活上の指導を受ける。
それで、脳梗塞が予防できるのなら、考えようによってはラッキーである。

前ぶれなしに、ある日突然脳梗塞を発症して倒れる人の方が多いのだから。


症状のポイントは、

 どちらか半身が動きにくい
 どちらか半身がしびれる
 言葉が出なくなる
 視野が狭くなる

などなど。

他にも、場所によっていろいろあるから、気になるときには受診を。

両方の手がしびれる、とか、両方の足がしびれる、と
いう時は、整形外科を受診する方がいい、というのも
覚えておいてね。

          アタシ、足ガ!

藪漕いで擦りむいてたじゃないの。

       「バレテタ」 「バレルヨ」


ちなみにこの症状、業界用語(?)ではTIA(ティー・
アイ・エー)って言う。
ほんっとに、どうでもいいマメ情報。




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4/09/2008

神様ノ言ウトオリ

我が愛するガディは13歳と3ヶ月。
すこぶる元気であるが、最近、左の脇腹に、なんかできた。

           エッ ナニ?


あれは2月初めだったか、足もとに長々寝そべるガディを撫でていて気がついたのだ。

ガディ爺さんは、8歳の時にガンの手術を経験済みである。
以来、私の手のひらにはデキモノセンサーが装備された。
しじゅう
「何かできてないかしら・・・」
と気にしているわけでは全然ないが、無意識に、体のあちこちを触診している。

そんなわけで、ひょっこり出現したヤツに比較的早く
気づいたのだ。

           ヒョッコリ


ガディは、脂肪腫はたくさん持っている。
それら良性のものは、触れば分かる。
今回のもそうあってくれと、祈る思いで調べてみたが、どうもいい感じがしない。
ああ・・・できたか、とちょっとショックだった。



だが、こういう場合どうするかはとうに決めてあった。

実はガディは、11歳の暮れに、肛門周囲膿瘍の摘出術と、去勢をしている。
この時は、手術をするかどうかもかなり悩んだ。
かかりつけ医ともさんざん相談したし、セカンドオピニオンももらった。

その辺のことも、いずれ書こうと思っているんだけど。

          ホント〜〜?


そしてその時に、決めたのだ。

今回は手術をするが、これが最後。
もし今後、悪いモノができたとしても、手術はしない。
抗癌剤などの、体に負担になる治療もしない。
免疫療法のような、今まで通り、日々楽しく暮らしつつ、取り入れていけるようなことだけは、精一杯やる。

と。


生き物には、与えられた寿命がある。
人も犬も。

健康的な生活を送り、
うーんと歳をとって、
もしガンができたなら、
それは病気というより、寿命なのではないだろうか。

それを人間の手で、無理やり治す方向へ向けようとするのは、不自然な、むしろその命にとっては辛いことなのではないだろうか。

もちろん、ガンが楽な病気だとは思っていない。
職業柄だけでなく、父をガンで失っているから、よく
分かっている。

だが、医者として悪性腫瘍の治療にもたずさわり、父のガン治療には家族として向き合って、その上で実感するのは、
「人間のできることには限界がある」
ということだ。
ガンに限った話ではなく。


医学が非常に進歩したから、何となく、治らない病気はないような錯覚に陥りがちだ。

だが、それはちがう。
人間が左右できるほど、生き物の体というものは、命というものは、簡単なものではない。
なんとかできるはずだというのは、人間のおごりである。

どんな最先端の技術を駆使しても、寿命が尽きるべき時には、必ず尽きる。
家族としては、自分の命と引き替えても、治ってほしい、長く生きてほしいと、血を吐く思いで願うが、それはかなわない。
そして、治療が奏効して治る時というのは、治るべくして治っているのだ。
大学病院にいた頃、最先端治療の現場のまっただ中で、実感した。


前も書いた気がするが、私の大好きな聖書の言葉がある。
「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」

すべてのことには、「時」があるのだ。


それに逆らわず、与えられた命の中で、最大限に生きることが、幸せなんじゃないだろうか。






まあ、そんなこんなで、ガディさんには、これまで通り、のんびり過ごしてもらっている。


脇腹のヤツは、日によって、大きかったり、小さかったり、たぶん私の心の持ちようで、変化してるように思える。

であるから、ガディが闘病中とは、考えていない我が家である。
病と闘っているのではなく、ゆっくり歳を取っていっているんだよねえ、ガディ。


でも、何かの参考になるかもしれないので、ガディに
対してどんなことをしているか、次の機会に書きますねー。

          ゴ期待召サレ




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4/08/2008

電子攻撃


最近、頭痛がひどい。
朝・昼・晩と頭痛薬を飲んでも、まだ痛いこともある。

それから、午後になると眼がしみてしみて、開けてられなくなる。

以前は寝る直前までコンタクトだったが、最近は、帰宅するやいなや眼鏡に替える。
それでも、目の玉をくりぬいて、水洗いしたいような感じだ。

別にCTを撮ったりしなくても、原因は分かってる。

        ナンジャ 言ウテミヨ


電子カルテのせいだ。



今の勤務病院は、とってもきれいである。
一昨年に建て替え・移転したこともあるが、ホテルみたいにゴージャスで広々していて、全館じゅうたん敷きで、心地よいBGMが流れている。

昔、夜遅くに病棟の詰め所でよれよれに疲れてカルテを書きながら
 「あ〜〜 なんかBGMでも欲しいなあ」
なんて言っていたのが、今や現実になっている。
12月には、クリスマスソングをBGMに仕事をしているのだ。
           ホホウ...

そして、最先端の、フィルムレス・ペーパーレスである。
CTやMRIなどの画像検査の結果もすべて、パソコンモニターで見るのだ。
カルテも、紙に書かない。パソコンに打ち込み。


要するに、ドラマみたいなオシャレな病院なのだ。


私が研修医の頃にこの病院を見たら、こんなところで
働けたら夢のようだと思ったろう。
だが、今の私はそんなにカワイクはないぞ。

           何ガ不満ゾ

ボロくていいから、もうちっと人間的な環境で働きたいのだっ。



外来患者さんが多い日は、8時間以上、外来をしていることがある。(午前・午後とも外来なんです)
8時間ぶっ通しで外来すること自体も確かにしんどいが
8時間、電子カルテをにらみっぱなし、というのが
たまらない。

紙のカルテは、手元を見ずとも、患者さんの顔を見て
話しながらチャチャッと書けるが、電子カルテはそうはいかない。

画面を見ながら打ち込まないと、気がついたら
「笑納出血で多飲乳ういん」
などとなっている。

  「意味分カランワ!」「私ニ言ウテモ・・・」


違うやろ、小脳出血で他院に入院してたんや、この人は!!
と頭の中でののしりながら、打ち直すことになる。

患者さんが多いときほど、待たせないように必死になるので、気がついたら瞬きもせずに打っている。


で、やっと外来が終わったら、入院患者さんのカルテがわんさとあるじゃないか。


かくして、病院を出る頃には、眼は真っ赤になっているし、肩は悪霊でも憑いてるみたいにバリバリ重いし、

          こんな感じに。

脳みそが鉄球になったみたいにガンガン頭痛がするので、うっかりうなづくこともできないくらいだ。


帰宅して、犬たち(と、母)におおむね暖かく迎えてもらい、


ご飯を食べたり、お風呂に入ったりして、ようやく、
肩の悪霊も半分くらい去り、脳みそは鉄球から泥だんごくらいに柔らかくなってくる。



これが、厚生省がすすめる近代的な病院なのか。
看護婦さんもいない外来が、そんなにいいのか。
(機械化で人手が要らなくなったから、外来診察室には
 看護婦さんはいません。医者独り。)
効率優先で、患者さんが癒されるのか。

       癒やされてますねえ、老母。


ああ、古き良き時代よ、カムバーーック!






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