9/07/2017

家族になろう



7月15日に保護され、警察の依頼のもと16日から我が家で預かりとなっていたヤギのめえ太(仮)。

結局、飼い主は現れなかった。
予想通りではあったが。



本で調べた限りでは、めえ太(仮)はシバヤギという種類ではないかと思う。
体高50cm程度、体重20~30kg程度の小型のヤギで、ザーネン種などにくらべると人に懐きにくいが、時間をかければよく慣れる、と書いてあった。

7月20日

まあ、田舎では種類にこだわらない人も多く、雑種の可能性も大いにある。
めえ子とめえ太郎の親ヤギに比べるとかなり小さいのは確かだ。



保護当初は、体中にシラミがたくさんついており、ホームセンターでシラミにも効くというノミ取りパウダーを買ってきて体中にふりかけまくった。

みんなにうつったらタイヘン

知らない場所に連れて来られ、脅えておとなしくしていためえ太(仮)だったが、あまりしつこく私が全身に触りまくるものだからある時点でキレた。
激しく頭突きをし、角を突き上げて振り回すようになったのだ。

怒っているめえ太(仮)

お腹に触られるのは嫌がるそうだが、もちろんお腹にも遠慮なくパウダーを擦り込んだしなあ。

それから2週間くらいは、触ろうとすると身をかわし、スキあらば頭突きを繰り出した。
やむを得ない処置だったとは言え、悪いのは私だし、めえ太(仮)の気持ちがほぐれるのを待つしかない。



一方で、犬・猫・鶏たちとは、最初こそ威嚇していたが、敵意がないと分かると、拍子抜けなほどすんなり馴染んだ。

8月4日 エボニーと

特に、アローカナ鶏の若鶏たちとは仲が良く、若鶏達も、めえ太(仮)のいるところへ寄っていく。


私は、唯一私の手からでも食べるほど好物のヨモギを手土産に、せっせとめえ太(仮)のところへ行き、仲直りの努力を続けた。


その甲斐あって、2週間を過ぎた頃から少しずつ態度が変わり、頭突きの意味が以前とは変わったのを感じた時は、嬉しかった。



そして、先日、警察から書類が届いた。

まさかこんなお願いを警察からされる日が来ようとは

簡単な記入をして、返送。
あっさりと、めえ太(仮)は我が家の一員になった。

9月3日

もうとっくに家族になっていたが、あらためて、我が家へようこそ、めえ太。













8/26/2017

外暮らし組の夏





暑さがマシな気がする、などと前回書いたが、まったくマシではない。

暑さと湿気はいまだ和らぐ気配なし。

台風の時が恋しい

犬猫は室内暮らしなので、しっかり冷房の効いた部屋で安穏に暮らしているが、気になるのは外暮らし組である。

オクラは元気いっぱい
盗っ人が下見中
(ウェル)

外暮らし組とはすなわち、アニュー、鶏たち、そしてめえ太(仮)だ。



アニューの小屋では扇風機を24時間回しっぱなし。

カエルも避難している
かえって暑く、いや熱くないか

さらに、全身浸かれるプールもある。

が、そのままでは強い日射しにより、温水プールというより熱湯風呂のようになってしまうため、朝から昼過ぎまで、ホースで水を入れっぱなしにしている。



鶏たちはあまり暑いときは木陰や床下に入っている。
アローカナ鶏の若者達は、床下より木陰の方が好きなようだ。

周りの稲刈りはお盆までに終了

翼を少し広げ気味にして熱を逃がし、口を開けて呼吸している。



めえ太(仮)は、いちおう木陰に入れる場所に繋いでいるのだが、アローカナ鶏達の小屋がお気に入りで、ちょくちょく入り込んでいる。

鶏小屋から顔出してるの誰?
鶏小屋占拠中
ショックを受ける若鶏たち

外暮らし組の中では一番暑さに強いようで、真っ昼間でも平気で日なたにつっ立ってもぐもぐやっている姿を見る。



快適な室内にいても、外暮らし組が気がかりでしかたない。

眩しい日射しに目も細くなる

早く秋にならんかね。


(暑そうな様子を動画にしてみました。)




8/09/2017

暑中お見舞い





先日の台風5号の影響で、先週からしばらくは暑さがましな気がする。
しかしそれまでは、暑いだけでなく湿気がひどかった。
おまけに風がそよとも吹かなかった。
無風

昔から汗をほとんどかかない私が、外に出て5分もせずに滝の汗になる。
体に汗をかかず、全身毛皮を着ているものたちは、どんなに辛いだろうと思うと、電気代など惜しんではいられない。
走り回る例外もいる
めだかの鉢は涼しげだ
(眺めてる間に蚊にしこたま食われるが)

外で遊ばせるのも、早朝・夕方の暗いうちにしてやれればいいのだが、そういう時間帯はマムシが闊歩(?)しているから難しい。
大人気メニューの冷凍スイカ(皮)
フライングはナシ
7年目にして今年初めて実をつけたイチジク
外にはカエルとか蛾とか・・・
見事なカモフラージュで身を守る

気温が上がってマムシが引っ込む頃合いを見計らうのが、夏は本当にたいへんなのだ。
ヒャッホーーイ


そんな、夏の彼らの様子を、動画におさめてみた。


エボニーの暑苦しさが伝われば幸いです・・・

7/18/2017

迷子の小ヤギ





いろいろあって、我が家で5月末にアローカナという品種の鶏が8羽、孵化した。


すくすく育って、先週の土曜日(7月15日)に、6羽がもらわれていった。

監視はバッチリ
むしろなんか心配なんだが

無事送り出せた安堵と、数が減って本来の我が家に適した世話量になったという安堵と、ダブル安堵で午後を過ごしていたら、区長さんから電話が。

迷いヤギを保護したというのだ。
もしや、4月末に盗まれた我が家のめえ太郎かもしれないと、区長さんの家に見に行った。





残念ながらめえ太郎ではなかった。
2ヶ月半前に連れ去られた時のめえ太郎より小さい。
それに、しっぽの長さが全然違う。

区長さん宅にて

とりわけ暑かったこの日、区長さんを含む地区の方々3人がかりで
 「せんせーとこのヤギかもしれん」
と、田んぼに落ちたりしながら苦労して捕まえてくださったのだ。

申し訳なかったが、我が家のヤギでないとなれば、捜している飼い主さんがいるはずだ。
うちのヤギではない、とはっきり言わざるを得なかった。

逃げようとしてうまく撮れない



区長さんには警察に届けるようお勧めしておいて、いったん家に帰る。

区長さん宅は集落の真ん中で、ヤギを飼える環境ではない。

子ヤギ盗難後、手をつける気になれなくて放置され、荒れているヤギ小屋を急いで整えた。
飼い主が現れるまで我が家で預かるつもりだった。





そうこうしていたら、駐在さんから電話が。
我が家の子ヤギ盗難の時、届け出をした地域の交番のおまわりさんだ。

何かと思えば、警察にはヤギに適した施設もなく、詳しい職員もいないので、我が家で預かってくれないか、という依頼だった。

ヤギを拾ったのは区長さんで、そういう意味では私は今回ぜんぜん関係ない人間のはずなのだが・・・
(ついでに、ヤギのベテランでもない)

区長さんから話があるなら分かるが、警察から!?と少し驚く。
大阪ではあり得ない流れに、いかにも田舎という感じだなあ、となんだか可笑しかった。

ファー

もともと預かるつもりだったことを伝えると、駐在さんは電話の向こうで「ああ〜良かったあ〜」と心底安堵した声を出していた。

翌朝、改めて区長さんに電話で預かる申し出をする。
その日は仕事だったので、夕方に連れてきてもらうことになった。





ここで、少し時間を巻き戻したい。

区長さん宅で、我が家のヤギではないことを伝え、帰ろうと立ち上がったとき、ねじれた係留ロープを区長さんが直し始めた。
逃げようと暴れるヤギ。
 「この首輪があったけん、なんとか捕まえられたがよ」
と区長さんが言う。

首輪をしてたんですか、とのぞき込んで息をのんだ。
めえ太郎につけていた首輪だった。

編み込みで、長さ調節自在なのだ

夕方で薄暗かったうえ、黒い首輪の上に、黒いナイロンロープをくくってあったので、首輪が見えず、ロープで直接繋いでいると思っていた。

 めえ太郎なのか。
 なんで今ごろ。
 めえ子は。
 でも、このヤギはどう見てもめえ太郎ではない。

混乱したので、その場では何も言わなかった。





日曜日の夕方、区長さんが軽トラに乗せてヤギを連れてきた。
小屋に入れて、改めて確認する。

引き取ったヤギ

小屋に入れると、大きさの比較もしやすい。

やはり小さい。

めえ子(右)とめえ太郎
4月23日、我が家に来た日撮影

しっぽも、ひょっと切られたりしたのかと調べたが、傷つけられた形跡はなかった。





翌日、うちのヤギかもと思って捕まえてくださったことに対するお礼を兼ねて区長さんに電話し、ありのままを報告した。
一緒に捕まえてくださったお二人にも、お礼の電話をしたときに、報告した。

謎デスワ

盗っ人が、また他からヤギを盗んで、あの首輪を使い回したのか、自分のところでもともといたヤギに使ったのか、そんなことは分からない。

だが、このヤギが、めえ子とめえ太郎を盗んだ犯人のもとにいたことは間違いない。





この首輪は、ガディが子犬の頃に買った首輪だ。
それから22年間、我が家の子犬は代々これを使ってきた。

エ:ボク 使ッテナイ

それが今年、めえ太郎と共に盗まれ、エボニーは唯一この首輪を使っていないのだ。
 「ガディから受け継いだ首輪だったのにねえ」
やむなくエボニーに買った新しい子犬用首輪を見ながら母と話したこともある。

その、首輪だけが我が家に帰ってきたのだ。
別のヤギを連れて。





これから3ヶ月間、ヤギは我が家での預かりになる。
区長さんも地区の人も、駐在さんまでもが、
 「飼い主らあ出てこんろう、せんせー飼ったらええ」
と言う。
いやいやいや、そういうわけにはいかんですよ。

どこ吹く風で草をはむ

2ヶ月前の私のように、必死に捜している飼い主さんがいるかもしれないのだ。
警察に任せておけないことは、自分の時で分かったので、張り紙もしておこうと思う。



そして、我が家にいる間は、ヤギよ、君の名前はめえ太(仮)だ。
それから、私に頭突きをするのはやめたまえよ。

ヤメネエ