8/30/2008

WellnessExpress18


毎月0のつく日はWellness expressの予定です。
私がこれを書くわけは、こちらに。

でも、以前のように、ほぼ毎日記事を書いてはいませんので、月に3回あるとは限りません。




夏の初めに書こうと思っていたのに、更新自体が滞っていたため涼しくなっちゃった。
水分の摂り方、知ってる人は知ってるだろうけど、一度は書いておこう。




「水分をよく摂ること」と簡単に言われるけど、何を、いつ、どれだけ飲めと言うのか。



 何を

なんでもいいんです。
水でなければ!と思っている人もいるけど、実は水ばかりはむしろ良くない。

  水をたくさん飲む
    ↓
  血が薄まる
    ↓
  元の濃さに戻そうと体が頑張っておしっこを
  じゃんじゃん出す
    ↓
  かえって脱水になる

血と濃さが近くて吸収がいいと言えば、スポーツドリンクだろう。
まあでも、あまり堅苦しく考えず好きなものを飲もう。

ただし、お酒はノーカウント。
ノーカンですよ!お父さん。

あ、何も、液体ばかりにこだわらなくてもいいです。
水分を多く含む食べもの、というのもグッドです。



 いつ

こまめに。
いちどきに1リットルも飲んだって、おしっこに出ちまうもの。

           出チマッタ

喉が渇いてなくても、目覚めた時に飲む。お茶の時間に飲む。食事時には必ず飲む。
てな感じで、ちょこちょこ飲むのがよろしい。

それから、「喉が渇いてから」では遅いです。
 「もういい加減飲まなヤバイで」
という体の信号ですから、そんなになるまで放っておいてはなりませぬ。


お風呂上がりに喉が渇いて、なんてのは危険危険。

お風呂の前に飲むべし!
これから汗をかくと予想できる時は、あらかじめ飲む
べし!!
出先でトイレに行くのは嫌だからと水分を控えることは、やめるべし!!!

         出先デモ遠慮ナク。



 どれだけ

あまり量にはこだわらなくてようがす。

大雑把な計算をするならば、体重×30mlが、一日に必要な水分量と言われてますが。
大人が点滴だけで過ごすなら、一日あたり1.5〜2リットルになる。

でも、日常生活では食事にも水分は含まれてるし。
出て行く水分とのバランスが大事だけど、季節や、体調などでも水分の出る量は変わるし。

だから私は患者さんには、量にこだわるよりも、こまめに飲んで、「喉が渇いた」感じにならないことを心がけることを勧めております。

         ワシ、乾イタ感ジ

ガディさん、お水、お水。



 豆知識

脱水の徴候は、一番に口に現れる。
口が渇く感じがした時は要注意。
(唾液が減って、ちょっと喋りにくい感じがする)




水分を良く摂らなきゃ、と意識にあるだけで、ずいぶん違うんじゃないかと思います。
苦行の如く水を飲む必要はないざんす。




あ〜〜やっぱり夏前に書くべきテーマだよなあ、
これ・・・
反省。

8/27/2008

こわい話?



納涼、というにはかなり
涼しくなったが。




昨夜、TVで怖い番組を観た。

ああいう類の話は、その時は大したことないと思って
いるのに、後からじんわり怖くなるのはどうしてかしらねえ。
それでも私の場合、すぐにまた、怖くない状態に戻るのでいいのだが、愚弟などはまったくダメらしい。




思わぬ場所に、思わぬものを見た時、驚くのと同時に
恐怖心が湧くことがよくある。

小学校低学年の頃、洗面所で歯を磨いていて、ふと気配を感じ、右手の窓を見ると、帰宅した父が外からのぞき込んでいた(茶目っ気のある父だったので)。
目から上だけだったがすぐに父と分かったので、嬉しく、「あ、お帰りなさ〜い」と窓へ寄った。

ここで不思議なことが起こったのだ。
いや、コワイ話ではないのでご心配なく。

            裏飯屋

「お帰りなさい」と言う言葉の中ほどまで口から出た
あたりで、急に腹の底から言いようのない恐怖が込み上げたのだ。

結果的に、私は
「あ、お帰りなさ〜いギャアアアーーー!!!」
という、訳の分からない絶叫をすることになった。
しかも、叫びながら、なんで怖いのか我ながら不思議に思う冷静な自分も自覚していたのである。




それから、2、3年前の話。
愚弟の友人が2人、東京から我が家へ泊まりがけで遊びに来た。
うち一人が、夜中過ぎからインフルエンザを発症し、
翌朝、私の勤めている病院に入院するはめになった。
もちろん個室に隔離である。

幸い順調に回復して退院したが、後から聞けば、夜中に愚弟に電話がかかったらしい。
「横の壁に、血の手形がついてるねん」

初めは高熱と寒気でうんうん言っていたから気づかなかったが、少し症状が楽になると、周囲の様子に目が
行く余裕が出たのだそうだ。そして、見つけてしまったらしい。

「しかも・・・めっちゃ低い所に付いてんねん・・・
 床からすぐのとこに」
普通の人間なら、そんなとこ手つかないやろって高さやねん、と半べそをかいていたそうな。

      ムニャムニャ、可哀想ニ・・・

それを聞いた翌日、さっそく確認。
たしかに床からすぐの所に血の手形がある。
一緒に見に行った看護婦さんと顔を見合わせた。
「ああ・・・Aさんのやな」

Aさんは少し前にそこに入っていたお婆ちゃんで、夜に
不穏状態となり、暴れた。
持続点滴の管を引っこ抜き、ベッドから降りたは良い
ものの、立てなかったため、部屋の中をはいずりまわったのだ。
その時ついた手形だった。

低い位置だし、ベッドの陰でもあり、目立たなかったが、それにしても、もう少しちゃんと掃除してもらわないと困る。
ちなみにそのお婆ちゃんは元気になって退院されてるのでご安心を。

しかし、真夜中にそれを発見した彼は、凍り付いたことだろう(私だってヤだ)。
気の毒なことである。



それから、まさに昨日。
思わぬ場所に、思わぬものを発見した。

            ん?


           んんっ!?


母「あれね、ずっと、乾いては雨に降られ、また乾い
  て、を繰り返してんの。腹立つから放ってある。」

愚弟「忘れてた!!完全に・・・」



おろかな。

8/23/2008

夏の終わりに

今年も行われた、秋田県大曲の花火大会
うっかり前半を見損ねたが、まる1時間は、部屋を真っ暗にして楽しんだ。

それにしても、日本の花火の、
静かな華やかさ。
TVで見ていてさえ、心が、体が震えるようなのは、私が日本人だからか。
いや、世界中のどこの国の人が見ても、同じ気持ちになるに違いない。
昨年も書いたが、世界に誇れる日本の芸術だと思う。


一瞬夜空に大きく開き、瞬くうちに消えゆく花火は、
最高の贅沢だ。
火薬を、戦争などに使わず、花火に使えば、みんなが
楽しくて、きれいでいいのにね、と母が言った。
ほんとだよ。



その後、人生はまさに花火のようだ、という話に。

私「私は、パーッと開いた後、これから消えようと
  いうあたりかな」
母「何言ってんの、まさに開いてるとこでしょう」
私「いや、もう消えつつあります」

私・母「あの子は、今えっちらおっちら昇ってるとこ
    だねえ」
もちろん、「あの子」とは愚弟である。

母「お母さんはおおかた消えてる辺りだわ」
私「いや、煙やね」

あのケムリ邪魔、とか言われてね・・・
と、盛り上がった花火見物であった。


外は豪雨と雷。