10/27/2007

人生の時間割

自分の将来を、具体的に決められるのは何歳くらいの頃だろう?
あるいは、何歳くらいまでに決めるべきだろう。

例えば、80歳になってからでは遅すぎることくらい分かるが、(80歳になって新たにやりたいことが見つかるのは素晴らしい。)20歳、30歳・・・40歳では遅すぎるか?

私も分からない。
感覚として、30歳代のうちの方がよい気もする。


やりたいことが決まったらそれに向けて努力が必要だ。




やりたい仕事に就いたら、少なくとも最初のうちは無我夢中のトップスピードで取り組まねばならないだろう。


となると、気力・体力ともにその辺りが限界かな、と
思う。


だが、早くから決まっているのがよいとは全然思わ
ない。
以前、学校を中退して軍隊に入り、そこでたまたま
であった物理学に興味をひかれ、軍を辞めて勉強して
大学の物理学の教授になった人の話を聞いた。確かアメリカだったように記憶しているが、定かではない。

この話を聞いたとき、うらやましいと思ったし、
それでこそその人の人生だと感心した。

        小さくても頑張ッテル


そういうやり方は、とても難しくなっている。
本来遊ぶことばかり頭の中にあるはずの子供の頃から、頑張って勉強していなければなかなか社会の本流には
乗れない。
(その「本流」が本当に値打ちのあるものかどうかも
 怪しいが。)
いろんな回り道をしてからでは、ある日本当に自分が
興味を持てるものに出逢っても、プロフェッショナルを
目指してその中へ飛び込むには社会はあまりに厳しいのだ。



できないわけではない。
ちゃんとやり遂げている人もいる。



でも、世の中全体に、もう少しいい意味での無駄が出てくれば、一人一人の人生はもっと豊かなものになるのではないかなあ、と時々思うのだ。


兄と同じ道を歩む必要はない。
親の望む道を歩む必要はない。
本当に自分のやりたいことがあるなら。




唐突だったかもしれないが、常々考えていた事で、
先日、頑張っている若者のトピックをTVで見てから、頭の中を回り出したので、綴ってみた。
自分たちでステージを組むために、クレーンなんかの
操縦免許も取ったんだと。

自分たちの足で歩んでいる若者たち、ガンバレ。





クリックありがとう。土日仕事だけどがんばる!
          ↓
        BlogRanking...

2 件のコメント:

MK さんのコメント...

イギリスには、「ギャップイヤー」って制度があって、大学に入学決まってから1年程度放浪したりするそうです。

 日本では、年齢ごとにやるべきことが異常にきっちり決まっていて、しかも外れると復帰が難しい。

#お隣の韓国では、兵役の関係で新卒の年齢が一定せず、それはそれで柔軟なそうな。兵役の数少ないメリットの一つかも。

 本当は難しくないんだけど、社会的な圧力が相当ですよね。
 この、『履歴書の空白』を嫌う文化は変わって欲しいなあ。色々な経験を経た人の方が幅が広く、度量の大きな人間に近づけると思うのです。

 やりたいことが決まったら、打ち込むべき時期があるっていうのはその通りですよね。
いや、分かってはいるんですよ、頭では。。。

ハニフラ さんのコメント...

MKさん、同感です。
一つのことに絞る前に、さまざまな経験をすることはとても大切なことだと思うのです。
それは必ず、自分の専門分野にも役立つと思います。

そんな人々が、政治家になってくれればねえ・・・

「ギャップイヤー」ですか、なるほど。
初めて知りました。制度化されているなんて、すごいなあ。