3、4日前から急に金木犀の香りが満ち始めた。
あの花はいっせいに咲く。
我が庭にもそこそこ大きな金木犀があるので、部屋の
中までとても香しい。
ところが昨日から雨続きである。
きっと明日には蓋を閉じるようにこの香気は消え失せるのだろう。
昨年もそうだった。
その前も。
なぜ、金木犀が咲き始めるのを待っていたように雨が
続くのか。
一年間待って、ようやく咲いた花は1~2日でぜんぶ地べたの上。おじゃこの匂いには惹かれても、花の匂いは
どうでもいい犬たちがそこを踏んで駆け回る。
そんなわけで秋の雨はときどきうらめしいが、いいこともある。
いつもの公園は夏草の名残がまだ丈高く、雨の日に
やって来る物好きはほとんどいない。
犬の運動にはもってこいなのだ。
Raindrops keep fallin' on my head.
金木犀の前でしょんぼり雨空を見上げるなら、カッパを着こんで犬とともに公園へ出かけよう。
ただし、後のお手入れを
頑張れる元気があるときに。
10/09/2007
雨に濡れても
ラベル: 季節のたより
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿