2/19/2008

足を洗う

カタギになったとか、そういう話ではありませぬよ。


室内飼いの犬が増えた。

欧米は屋内も土足なので、特に大きな問題はないので
あろうが、靴を脱ぎ、畳のヘリを踏まぬよう歩き、
板張りには雑巾がけをする日本の暮らしでは、犬を家に上げるということはたいへんなことである。

          ソウカシラネ


我が家は、以前飼っていたシェパードは、完全屋外飼いだった。
何とかして部屋に上がりたい彼女と、ほんとは一緒に
部屋で過ごしたいけど、犬は犬、と心を鬼にしていた
我ら家族との攻防が繰り広げられたものだった。


十数年を経てようやく再び犬を迎えたとき、いつも家族のそばにいたい犬であることをブリーダーさんから
言い聞かされ、

         オムツ時代のルース

部屋でも犬と一緒に過ごせるなんて願ったり叶ったりの私の熱弁も功を奏して、ガディはめでたく室内飼いとなったのだ。


それでも、最初は玄関ホールまでだった。


居間に入ることは禁止されていたから、ガディは、
うう〜んと伸びをしながら、前足を居間の敷居から10cmほど入れ、後足を寄せて伏せ。
またしばらくしたら後退しないように、上手に立ち
上がって、うう〜んと伸びをして10cm前足を進めて、
後足を寄せ。
という涙ぐましい努力を日々繰り返していた。

 入リタヤ アア入リタヤ 入リタヤ  ─右ニ同ジ








あれから13年を経て、今や、ダイニングは犬用の部屋と化している。
庭からそこへは、足を洗うことなく出入りすることになっているのだ。
ダイニングに入る時は必ずスリッパを履き、そこで食事をするとき、我らの気持ちはアメリカン。
(室内土足、てところが。)

        X'mas料理で、アメリカン

       料理は鍋でも、アメリカン


1年ほど前までは、4頭とも、毎回お尻と足を洗って部屋に入れ、全部屋が自由であったが、3頭まではなんとか
頑張った我らも、4頭になるとさすがにつらい。
気持ちだけは一人前のルースが、恐れ多くもガディ様にたて突くことも見られ始めたこともあり、格の違いを
知らしめるべく、人間と常に共に過ごせるのはガディ
だけとした。


       全身シャンプーは数ヶ月ぶり

うわ〜〜 洗うの一頭だけって、ラクチン!!



それにしても、つねづね思っていたのだが、一般的に、室内飼いの犬は、
部屋に上がるとき、足だのお尻だの、どのようにしているのか?

我が家のように、毎回風呂場でシャンプーつけて徹底的に洗う派、それから、玄関などで溜め水で洗う派、
絞ったタオルで拭く派、マットの上を歩かせるだけ派、
その他・・・

いや、毎回濡れるのは犬にも良くないだろうし、
拭くだけでいいんじゃ、とやってみたこともある。

だが、拭いても拭いても雑巾が汚れる。
大量の雑巾を洗うはめになった上に、どうもすっきり
きれいにならない。
ええい、洗った方がよほど早いわ!!
と、結局風呂場へ。
溜め水で洗ったときも同様だった。
私のやり方が、なにかマズイんだろうか。


今度、田舎で暮らす際には、家はほぼ土足にしようと
決心している、犬の足&尻洗いに疲れたワタクシなのであった。

      洗うの疲れた   ─アタシモ





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2/17/2008

The Sixth Sense


第六感、と言うが。
ないのは人間だけかもしれない。

犬が何もないところをじっとみつめ・・・あたかも、
それが動いているかのように目で追い・・・何故か天井へ上がっていって、ワタクシの方へと頭を巡らせたりすると、父!?などと思ったりすることもある。



ガディは特に、第六感が働く犬だ。
今やすっかり好々爺になって、我らと大差なくなった
ように見えるが。


彼が若かりし頃、私が三次救命センター(救急患者の中でも最重症の人だけが運び込まれる救急病院)に務めていた時期があった。
脳外科は毎晩のように緊急手術だったので、病院から
徒歩30秒のところに下宿していたのだが、たまには実家に帰る。

そんな時、狂喜乱舞して迎えてくれるガディが、時折、玄関から入った私に、激しく吠えたてることがあった。見ていた両親も断言したが、私ではなく、私の肩越しに後ろを見据えて吠えていた。
私が
「どうしたの、ガディ」
と言いながら近づこうとしても、後ずさりながらさらに吠える。

    アンタ怪シイヨ! イーヤ、アンタコソ!

亡くなった患者さんがついてきたのか?
家族全員、まったく霊感のない我らはさっぱり分からない。
そのうち、逆立っていた毛がスッと寝て、急に吠えやむのだ。
私は自分の患者さんなら怖くないから、ガディが落ち着けばそれで良しだった。



だが一度、家族全員、総毛立ったことがある。

夏、信州に滞在中のことだ。
とある有名な高原に、親戚ともども、車2台連ねて遊びに行き、どこかでお昼を食べようということになった。
いつもより少し遠くまで走ると、道路わきに草原が開けており、うってつけに思えた。
そばには無人の料金所。

道路をはさんで向かい側は、冬期はゲレンデらしかったが、なぜか廃墟になったクラブハウスが建っていた。
そのこげ茶色の、大きな三角屋根は今でも思い出せる。

          本文とは関係ナシ。

ともかく草原に車を乗り入れて、父と私でお弁当を広げられそうなところがあるのを確認し、ではみんな車から降りましょう、という段になって、ガディの様子がいつもと違うことに気づいた。

その頃はまだ、時々車酔いしていたガディは、いつも真っ先に降りたがっては叱られるのが常だったが、その時は、絶対に降りようとしなかったのだ。


私が呼んでも、父が呼んでもだめ。
業を煮やして引っ張ろうとしたら、小さな悲鳴を上げて奥へ後ずさりして逃げ込んだ。

 「ここ、なんかあかんのと違う」
誰かが言い、次の瞬間には、車の外にいた全員が、我先に乗り込んだ。
豪胆な父までも。

とにかく一刻も早くその場所を離れるべく、急発進した。道路へ出てすぐ、ガディは鳴きやんだ。
来た道を100mも戻らぬうちに、別の開けた場所があったので、そこへ乗り入れ、恐る恐るドアを開けてみたところ、ガディは先ほどのことが嘘のように、大喜びで飛び降りたのだ。
一同ホッとして、めでたくお弁当を広げることができたのであった。



それにしても、あれはどうしたことだったのだろう。
別に怪しのものではなくても、磁場だとか、空気の流れだとか、そういったものが、良くなかったのかもしれない。我ら人間には分からないことが、ガディには分かったのだ。

あのクラブハウスが潰れていたのも、そのせいであそこが良くないというより、あそこが良くないから潰れたのでは?


真相はどうあれ、その一件が、ながらく物議を醸したのは言うまでもない。
10年以上経った今でも、あの時の情景はまざまざと甦るし、腹の底から湧き上がった恐怖も昨日のことのように覚えている。


我が家では、ガディ達の判断を尊重する。

それは、こういう事(の積み重ね)があったからなのである。



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2/16/2008

仕事人

一昨日は、ガディのTVデビューだった。
地域限定の放送ではあるが、15分ほどの番組である。
たいしたもんやんか。うへへ。

      小型マイクを装着。TVて感じやね!

当たり前だが、TVの撮影現場というものを初めて見た。
しかも、野外での撮影だから、なんだかたいへん格好いい。
通り過ぎる人たちも、あら、TVの収録だわ、てな感じで写真を撮ったりしている。

思ったより少人数で、きれいに仕事が進むことに感心
した。


インタビュアー&司会進行係のお笑い芸人さんが
お二人、カメラマンと音声(でいいのか?シロウトゆえ正式名称が分からない)の方お二人、仕切り役の方が
お一人*、調整役の方がお一人*。総監督(?)の方が
お一人。
全員でたったの7人である。

そこへ、まるで勝手の分かっていない、ガディと私が、よちよち参加して足を引っ張っているのに、きわめて
なごやかに、滞りなく仕事が進む。

       収録中に堂々たるマーキング。

これも当然と言えば当然だが、各人が自分のするべき
仕事に集中しつつ、(月並みな言い方だが)全員が
ひとつになって働いているからだろう。


私は、美容院に行っても、美容師さんが髪を触ってくれている時は雑誌を見ない。

別に、難しい理由があるわけではない。
単に、美容師さんの手元を見ているのが
好きなだけである。

職種が何であれ、プロフェッショナルの
仕事ぶりを見るのはまことに楽しいものである。


そばで見ている者を、わくわくさせる。
ただ仕事しているだけなのに、心が沸き立つような
気持ちにさせられる。
それがプロだ、というのが私の勝手な持論である。
お金をもらっている、いないの違いではなく。


そういう意味で、とても楽しい経験であった。


んで、わくわくしながら見学していて、うっかり、
放送日を聞きそこねた。



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バレンタインのバの字も思い出さなんだ。
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番組放送前なので、詳しいことを書くのは控えます。
いや、よく知らないけど、たぶん、その方がいいような気が。

*本日名刺を確認。
 仕切り役の方はプロデューサー、調整役の方は
 制作会社の代表取締役、となっていました。
 そ、そうだったんだ・・・

2/14/2008

雪の日に考える




寒いのが苦手でも、雪は好きな人は多い。(たぶん)
雪が好きな犬も多い。
それも、とびっきり好きなようだ。

先週くらいから、関西も冷え込んで雪の舞う日が多く、今朝は道路も凍り付いていた。


先週末、2月9日は、朝から降り始めた雪はどんどん
積もり、夕方帰る頃には、街は白く包まれていた。

こちらもウキウキするため、思わず犬たちの散歩が
長くなる。
ガディ爺さんもウキウキ。



夜中は道が凍っていて、ソフィですらも、つるっと
なっていたが、公園はふかふかで、若犬たちと転がって遊んだ。

都会っ子は根気がないのか、雪だるまの胴体だけがそこここに放置されている。
根性なしめ、ちゃんと目鼻までつけんか!とか言いながら歩いていたら、完全体の雪だるまをようやく一体だけ発見。
           お手上げ〜♪

どっかで見たことがあるなと考えてみたら、出がけに鏡で見た自分にそっくりだった。
だって寒いんだもの、今日くらい着ぶくれさせて。

        オ? オ姉チャンカネ?

・・・だから私じゃないって!
(注:”オ姉チャン”=私、です。すみません。)


それを考えると、犬の毛皮って素晴らしい。
ガディ爺さんですら、突然の雪の中、しごく快適温度のようだった。
それほど厚みがあるわけでもないけど、うまく空気を
含んで、ちょうど良い温度に保つのだなあ。

でも、私は毛皮製品は買わないけどね。

今の私の暮らしに、毛皮でなければならない、という
場面はない。
優秀な発熱素材のモモヒキだって2着持ってるし。


毛皮について少し。

これと、これは、サイドバーに貼り付けて再生できないか、年末頃に四苦八苦していて結局断念した動画です。
むごい映像であること、先に書いておきます。
(ウィンドウが小さくなるけど、戻れます)

有名なので、知ってる人も多いと思う。
心を引き裂かれるような映像だけど、知らない人には、たった一度でいいから、見て欲しいと思う。
たった一度見れば、二度と忘れることはないから。


この動画は、特にひどいケースで
あり、今は改善されているとの情報もあります。→こちら。

かといって、このようなことが
皆無になっているとは、
私には思えないのです。


大雑把な感情論でヒステリックになってはいけませぬ。
冷静に、さまざまな視点から、毛皮について、よくよく考えようではありませんか。
否定、肯定、それ以外・・・の、何らかの結論を出す、ということも大事ですが、まずは、「きちんと考える」
ことこそが必要だと思います。
そしてその結果、私自身は、毛皮は絶対に買わない、と決めました。

「特に深く考えずに買っちゃった」、
これをやめるのが、第一歩です。





 クリックありがとう。雪だるまもバンザイです!
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2/11/2008

足もと注意

ウェルは、幼いだけに動きがとても乱暴。
アドレナリンが過剰分泌されているのか、ゾッとする
ような深いケガをいつの間にかしながら、ケロッとしている。

一昨年の秋に信州へ行った時は、まだヤワだった肉球が酷使に耐えられず、弾けてしまって、後半ロクに歩けなかった。
         いたいけだった頃


昨年秋の信州では、肉球は頑丈になっていたものの、
動きの乱暴さにはさらに磨きがかかり、枯れたイバラがびっしりの地面で跳んだりはねたりしたため、結局、
肉球の周り(普通の皮膚の部分)が血まみれになって
いた。









その後、ひと息つくと、さすがに気になったらしく、
なめておりました。
ヤラセなし、本当にその時に撮れた写真です。

          ・・・痛イガナ

そんなに乱暴なのに、我らをなめる時はとてもとても、優しいのですよ。
もうちょっと、自分のことも大事に、いたわりなさい。

            ンガ




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      お礼にウェルがなめまする。
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