ゆうべ、書いてる途中で寝ちゃった。
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今日はしゃぶしゃぶで宴会でした。
ダシが選べるお店で、うちのテーブルは、昆布ダシ+豆乳ダシ。満腹満腹。
先週は、お寿司で宴会。
私は、お寿司があんまり好きじゃない。20代中頃までは嫌いだった。
今は、嫌いではなくなったし、食べればおいしいと思うが、進んで食べたいとはそれほど思わない。
でも、ここのお寿司屋さんはおいしいのです。
もちろん、自分で寿司屋に行くような御身分ではないので、いつも上司に連れて行ってもらいます。
(仕事を始めるまで、握りも含めて、お寿司って自分ちで作るもので、よそで食べるものではなかったし)
お寿司やお刺身が苦手だった頃の名残か、あまり食べると、気分が悪くなるのが残念ですが、磯若さんでは、気分が悪くなっても食べてしまうくらい。
大将との話も楽しい。
焼きものの話になると、次から次へと器を見せてくれる。
古伊万里もたち吉も、取り混ぜて上手に使いこなしているから見ていても楽しいのです。
あと、お酒もね。
何でこんなに宴会ばかりかというと、私の後輩が、2月いっぱいで異動となるから。
各部署ごとに送別会をするから、連発になるのだ。
例えば、先週土曜日は脳外科チームの、今週火曜日はICUの、金曜日は脳外科病棟の、土曜日ーつまり今日は手術室の、送別会。
宴会の波状攻撃で、全部出席してたら胃袋もお肌もお財布もへばってしまうから、私はいくつか選んで出ているけれど、そうもいかないのは主賓である後輩だ。
日付が変わるまで宴会に出て、翌日は通常通り外来だの手術だのと仕事をして、夕方からまた宴会という日が続く。
かくして、私より7つも年下の彼のお腹は太鼓腹になっているのである。
ご愁傷様、もとい、お疲れさま。(いいこともある。これは後輩に、遊び心いっぱいの
大将からのサービス。
私は写真に撮っただけでありつけず。)
2/28/2009
宴会つづき
2/23/2009
奪われた食卓
さて、年末から正月にかけてフレッシュラム肉、
1月3日は犬生初めてのウサギ肉(が食べられたのは2名だけだが)と、とても充実した食生活を送った犬たちであったが、残すところ3日となった1月5日の朝、事件は発覚した。
ほぼ全ての食料を奪われたのだ、たぶんキツネに。 ガーーン・・・
我が家の辺りは標高1500mほどで、けっこう寒い。
今年のように雪がない暖冬でも、屋外は冷蔵庫より寒い。
夜ともなれば、冷凍庫より寒い。
そうしょっちゅう調べたわけではないが、2回だけ気温を測ったところ、以下のデータを得た。
日が落ちていないのに、午後3時を過ぎればー8度。
夕方5時には、ー14度であった。
日中はピーカンだったんだけど。
なので、肉の解凍順序としては
デッキ(屋外)
↓
客間(暖房なし)
↓
冷蔵庫
↓
暖炉前
↓
ほかほか処理
となる。
暖房なしの我が客間は、零下なんである。
そういうわけで、当初デッキのテーブル上には、このようになみかたさんの箱が二段に積まれていた。
1月3日に折り返し点を過ぎ、箱は一段になった。
その頃、箱の中身はターキーシリーズである。
後半のメインディッシュは、ターキー首。 (写真はなみかたさんから無断拝借)
これはさすがにチワワには無理なので、チビすけたちは普段は別メニューだったが、今回は、彼ら用に、こういうものを購入してみた。
首の輪切り。 (こちらも無断拝借)
羊の足だか何だかの骨も囓る彼らであるから、これくらいはいけるだろう。 フラよ、至福だね
釣り合ってないけどね
喜ぶだろうなあ、ふふふ・・・
で、5日の朝。
起きて外を見たら、箱のフタが開いている。
キツネにサンダルを取られたり、サルにりんごを取られたりするので、箱の上にはアイスノンをおもし代わりにいくつか載せていたが、それらは下に散らばっている。
箱の中身は・・・
空っぽだった。 どよめく黒犬陣
1日半ぶんの、犬たちの食料があったはずの箱の中には、肉の上にも更に重し代わりに載せていたアイスノンが、青ざめた顔をして入っているばかり。 在りし日の箱
箱の蓋の隅がかぎ裂きになっており、いくつか、小さいが鋭い穴もあいている。
2つ一組のその穴は、どう見てもキツネの牙である。
犬たちは私と一緒にデッキに出ていたため、キツネの荒らした残骸を夢中で嗅ぎ回っている。
ここいらのキツネとそのような形で接触した場合のリスクを、私はちゃんと調べていなかった。
分からない時には用心するのが基本であるから、現場から離れておくように犬たちに厳命し、大急ぎで残骸を片付ける。
そこここに肉が入っていたビニール袋が散乱している。
首の輪切りは、袋ごと持っていかれたらしい。
・・・そんなふうに守っていたのにね、お前たち。
幸い今日の分は、昨日から解凍作業に入っていたため
屋内にあって無事だったが、明日・明後日と、まる二日絶食は辛かろう・・・と考えていると、ターキー首の大袋がひと袋、残されているのを発見した。
端っこが食い破られているが、中身は大丈夫だ。
ちょっとずつ残っていたダイスカットものや、なんやかんや残飯を集めて、なんとか残りの日数は乗りきった。
犬どもの食卓は貧しくなったが、まあいいじゃないか。
この厳しい寒さの中、思わぬご馳走にありついて、キツネはさぞかし大喜びだったろう。
その様を想像すると、嬉しくなる。 ヨカッタ ヨカッタ
実は、うちの近所にキツネの巣穴があるのだ。
通りかかると、子ギツネが、親に集めてもらったサンダルを我らに見せびらかしたりしたこともある。
(これはいつか書こうっと)
しかし、マイナス20度ともなるような中で、凍ったターキーをくわえたりしたら、口に貼りついてえらいことにならないか?
それをひとしきり、母と心配した冬休みであった。
帰阪後調べたところでは、エキノコックスの心配もある北海道と違い、現実的に心配すべき感染症としてはアデノウイルスくらいのようであったが、実際のところどうなのか分からない。
まあ、犬たちがキツネの痕跡を調べるくらいは構わなかったみたい。
(どうでしょうか?Kyokoさーん。←また他力本願)
2/16/2009
兎おいし・・・
今年の正月は、信州で迎えた。
12月30日から、1月7日まで、実に9日間。
まだ引退していないのに、こんな優雅な年末年始を迎えられるとは思っていなかった。
ああ嬉しや。 
せっかくゆっくり時間があるから、存分に犬たちの食べ物に凝ってみよう、と、たっぷり食材を買い込んでみたものだ。
前半はラム、後半はターキー。
で、真ん中の折り返し地点に、初の試み、ウサギのまるごと。
調達はおなじみ、羊肉のなみかたさんからである。
今回、普段の食餌と違うことは2点。
たっぷり。寒いし、運動量が激増しているから、たらふく
食べてもよかろう。
ほかほか。本当はいつもしてやりたいのだが。
たおしたばかりの獲物の体温を再現してやったら、
さぞかしおいしかろう。
酵素もよく働くだろうし。
たっぷり、に関しては、成功とも言えるし、不成功とも言える。
なぜ不成功かといえば、かなり量を増やしてやったのに、一向にたらふくになっている気配がない。 ヒモジイ
それどころか、まだもらっていないかのような顔でこちらを見る。ボケたのかえ、お前たち。 ウンニャ モラッテオラン
でも、うんこは全然増えない。
どころか、いつもより更に少ないくらいだ。
ソフィやルースなぞ、普段の倍近く食べているというのに。
これは、増やしてやって正解と言うことだろう。
ここで、成功と不成功がつながった。
すなわち、運動量が多いから、量は増やしてやって良かったのだ。だからうんこも少ないのだ。
そして、要求量そのものが増えているのだから、食った食ったと満足してくれるはずもないのだ。 ハラペコアオムシ・・・
ずっと山にいなくてよかった。
いつもこれでは破産する。
ほかほか、については、犬たちが嬉しそうという点では、大成功。加熱し過ぎ、という点ではやや失敗。
私は、栄養素や酵素、消化のしやすさなどを考えると、加熱食よりは生食派だ。楽チンだし。
だから、生のまんまで、37〜38℃くらいに温めてやる方法がないものかと少しだけ考えた。(ここで、じっくり考えたり、調べたりしないところが悪いところ)
で、適当に思いついたのが、ダッチオーブンの蓋を暖炉に載せて、その上にしばらく置く作戦。
このやり方にした理由は、なんとなく、じんわり温まりそうな気がした、とそれだけ。
いささかいい加減な方法だったにも関わらず、案外うまくいった。
ターキー手羽先をほかほか処理中の図↓
コラッ、ガディ! ヌ・・・
馬鹿だねえ、ヤケドするよ。
ほかほか処理をしたお肉は、焼けていないのに、ほんわか湯気が上がっている。
本当は中の方ほど温かいのが理想だが、さすがにそこまでは無理。
でも、寒風が吹き、足もとが凍り付いている中で、温かい肉にかぶりつく犬たちは嬉しそうだった。
でも、少し油断すると、こうなる。 オオーーイ!
あ〜あ・・・
さて、一番好評だった素材はどれか?
それは、スペイン産ラパン(ウサギ)。
なみかたさんの説明によると、頭をつけて売るのが決まりらしい。
ちゃんとウサギだ、って分かるようにだろうね。
ダッチでほかほか処理中のラパンの画像はこちら。
人によってはダメかもしれないので、苦手な人は
見ないでね。
1.5kg強ということだったので、若干少なめだけど、大きい連中5頭でなんとか分け合えるはずだ。
・・・という思わくは大ハズレ。
待望のごはんタイム。
皿には入りきらないので、雪の上に置く。
血を見るといけないので、全員家に入れ、上位のものから順に私がウサギのところまで連れて行く、という作戦にした。
まずガディ。
黒くて分かりにくいが、この、目が爛爛としているのを見てやっておくんなさい。
彼がまず最初に口をつけたのは、内臓だった。
ほほう、犬も、それは遺伝子の記憶に残っているんだ。
そして次に進んだのは・・・頭だった。
このラパンは、本当にまるごとで、目も、歯も全部ついたまま。
歯なんぞ、取り除いてやった方がいいんじゃないかとつい思ったくらいだったのに。
20日後には14歳になろうかという爺さんは、バリリ、ゴリゴリといともたやすく頭を噛み砕いた。
ま、普段食べてる骨よりはずっと薄いから、たやすくというのは当然かも知れないが、でも何となく、凄惨だった。食われる途中で目玉が飛び出ているのを見て、ああ、犬には食べられたくない・・・と、心底思った。
内臓と頭を食べ、ガディ爺さんはひと息つくことにしたらしい。
あっという間のことだった。
では、ソフィと交代してもらおうか。
面白いことに、ガディもソフィも、初めての味のせいか、食べ始める前にひとしきり舐めた。
普段はそんなことはしないのに。
いささか擬人化しているのは承知だが、愉しみを前に、わくわくしているように見えたものである。
ソフィ姐さんはまず、内臓が入っていた辺りをシガシガと噛みしめ、胴のところで二つにしてしまった。
いかにもおいしそうなモモの方を食べるかと思いきや、先に食べたのは胴体部分。
では、その悦に入った表情をご覧下さい。
(撮った順そのままです)
食べるうちに落ちた、肉片はもちろん、小指の爪ほどの骨も、最後にすべて拾ってコリコリ食べてしまった。
ウサギがそこにあったという痕跡は、わずかに残る血の跡だけとなった。
(それもほとんど舐め取ってしまったが)
無駄のない完食ぶりを見て、ああ、どうせ食われるなら、犬に食べられたい・・・と、心底思った。
えっ、完食?
そう、ソフィさんは平らげてしまったのである。 ハッピー♪
いや、『ハッピー♪』じゃない!
あと3頭も順番待ちがいるのに、どうすんの!? ガックリ
下位の者達は、少しのマトンすね肉を分け合って食べたとさ。
しかし、もっと大きな(食料に関する)悲劇が彼らを待っていた。
それは、またつづきで。