3/23/2009

初鹿の日

昨日・今日とWBCにどっぷりで、全然仕事が進まなかった。
良かったなあ。幸せ。
私もがんばろ。

てなわけで、一週間遅れの日記、ふたつめ。


3月16日(月)


今日もまた良い天気。


ぽかぽか日差しに、雪はどんどん溶けていく。
ときおり、屋根から雪の塊が落ちる轟音と地響きがする。


あんまり気にしない犬たち。

            ン?






今日の朝ご飯は、ウサギである。

        ついにありつけたウ嬢

今年はこれが最後だよ。次の冬に、また食べようね。
それまでに、自然飼育のウサギが見つけられればいいけど、難しいだろうな。






もりもり食べた後ひと眠りしたら、思いっきり遊ぼう。

まずは腹ごなし。じゅうぶんにウォーミングアップ。




体がほぐれたら、



走る!
跳ぶ!
叫ぶ!


雪玉キャッチボール。(選手:ホープ)





ルース、油断してると、後ろ後ろ・・・


ほらやられた!


そろそろおやつですよー





ガディ爺さんは、敷地内は雪が多すぎるので、外へお散歩に。

       私をおいてスタコラサッサ






さて、我らは重要物品を買い忘れて山へ上がってしまった。
不凍液である。

暖かくてチェーンも要らないから、下の町までおりるのは簡単ではあるけれど、時間が惜しい。
管理事務所に訊いてみたら、置いているとのこと。
管理事務所なら年中無休だし、車で5分だし、ほんとに助かる。

さっそく、空っぽになったボトルを持って出かけた。


舗装道路に出るところで、管理事務所のパトロールカーをやり過ごしながら待っていると、鹿じゃないか!
車をよけて、こちら側へ渡ってきた。

いつもシャッターチャンスにカメラを持っていないので、最近は「絶対要らないだろう」という時でも持ち歩くように心がけている。
そんなわけで、撮れました。むふふ。

でも、やっぱり半額で購入のコンパクトデジカメでは、望遠に限界が。





20mほどしか離れてないんだけど、これが精一杯であった。
ああ、性能のいいカメラが欲しいなあ。


でも、私は大満足。
なぜなら、鹿に会ったことは何度もあるが、見たのは初めてだったから。
いつも、家族が「鹿がいる!」と言っても、近視のくせに眼鏡もコンタクトもしていなかった私はどれが鹿か全然分からなかった。

仕事を始めてからコンタクトを使い出したが、今度は信州にほとんど行けなくなった。
なので、「信州で野生の鹿を見る」のは初めて。人生で初鹿。


とはいっても、鹿の痕跡は敷地内のそこここにあり、敷地の木も囓られてるし、犬どもは鹿の糞をほじくり出して食べてるし。
この季節の糞はイマイチなのか、11月に来た時ほどは食べなかった。

        ↑
(ウェルが、ウサギを目立たない隅っこでまるごと
 吐き戻し、ゆっくり食べなおそうとしているところを
 ルとホに見つかった図。)


最初、2頭だと思っていた鹿はよく見れば4頭連れで、ひときわ大きな鹿、子鹿、大きな鹿、小さな子鹿、という順番でゆったりと上へ登っていった。


しかし、鹿がこんなに大きいとは思わなかった。
奈良や動物園で見る鹿と、迫力が違う気がした。

自然の中で、思いもかけず出会ったから、そんな気がしただけかな。
いるべき所にいる野生動物は、やはり存在感が違うのだろうか。

音も立てずに通り過ぎた彼らに、圧倒された。






その後、鮮やかに青く晴れていた空は3時頃から急に暗くなり、雪が降り始めた。

犬たちがウサギを食べた雪の血の跡も、静かに、しかしみるみる覆われていき、完全に隠されるのを見届ける前に夜の闇があたりを包んで、もう何も見えなくなった。






我らの晩ご飯。

8 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

前回のお写真もそう思ったのですが、雪が反射板の役目をするのか、いつもよりも黒グロ軍団の皆様の表情がよりはっきりと見えて嬉しいです。
何と言っても白と黒のコントラストが美しいですしね。
ウェル嬢、やっとうさぎにありつけたので吐き戻して二度楽しんだ?(笑)ルース君達に取られなかったかな?それともルース君やホ坊はウェル嬢の敵じゃないか!
鹿のお写真もとても素敵。
「いるべき所にいる野生動物は存在感が違う」その通りだと思います。草食動物であっても、自力で食べものを得て生きている力強さがあるように思います。近所で見かけるリスやうさぎでさえ、やっぱり野生の強い空気を感じますから。
それにしてもこんな鹿が出て来るような信州の別荘、何て素敵!そしてもうすぐ四万十の自然が待っている!楽しみです〜。
(関係ないんですが、画像文字の確認Clogleと出ています。最後がoだったら黒グロだったのに〜)

匿名 さんのコメント...

こちらの雪はだんだん「春の雪」になっています。
残雪だし、今も降ってるけど、うっすら積もっては日中の太陽ですぐに解け、ジャクジャク雪の中を2頭は駆けています。
夜、外へ出しても、どこにいるかよくわかるのが冬の黒犬のイイところ。
雪が消えた途端に焦りだす飼い主です。

こちらへ来られるのは思いっきり冬か思いっきり夏のどちらかがいいんじゃないか?と思います。あと、本州での梅雨の時期はオススメです。旅費が比較的安く、梅雨のない6月の北海道は穴場だと思います。あと、スギ花粉症の人もこちらでは発症しない(道南を除く)のでその時期は天国かもしれません。

シカはどんどん増えます。以前一緒に行ってもらった森もシカだらけで悩んでました。シカをどのように食べたら駆除&収入になるか?と市長がニュージーランド視察などしてたので「犬用のフードとかジャーキーに加工したら皆喜んで高値で買いますよ」と意見したけど、誰もピンと来なかったみたいでした。

犬の話に戻りますが
四万十なら山遊び川遊びを満喫されるでしょうから、やっぱり雪でバフバフ遊ぶ方がステキな体験かな?
我が家に犬ゾリも大きいハーネスもありますよ。
旭山動物園はオオカミ館ができたし、冬はペンギンの散歩が見れます。

匿名 さんのコメント...

確かに雪の上では、黒犬は、目立つ。(笑。
そこしかないですからねー。
もう夜は見えないですもんね。紐の先にいても見えないもの。
いいですねえ。雪、好きですよね、犬は。
うさぎ食べれた!まるごとかあ。確かに生では飼育状況が気になりますね。。
でもハニフラさんの犬たちは幸せだ。。
バスがネット遊びなんてできなくてヨカッタ。
『うちはうち!』とか言わなくちゃならなくなるわー。
鹿、大きいですよね。
敏感な動物は、オーラが違うのは、ほんとですね。
鹿、日本では駆除しても散弾が入ってる、と聞いたことが。
、、、、モッタイナイ。

匿名 さんのコメント...

いいなぁ、ホントにみんな楽しそう。(お母様も♪)
家で写真撮るのとは、やっぱり表情が全く違いますよね~。

それにしても兎。。
いつも、どっちが頭がよく分かりません(^_^;)
思った以上に首がひょろ長いの~?

ハニフラ さんのコメント...

あがさん、実は、雪の中の方が、うちの黒い連中はケシズミみたいになっちゃって、何がなんだか分からないんですよ〜。
たぶん、我が安カメラには、コントラストが強すぎるのだと思います。

でも、仰る通り、肉眼で見る限りは、白と黒、とても美しく見えます。遠目には・・・
それから、カラッと晴れたときより、少し薄曇りの時の方がきれいな気がします。空気に潤いを含んでいるような感じ、とでも申しましょうか。

ウェルは、ろくに噛まずに大急ぎでお腹に納めました。
その後が、挙動不審だったんですよ。
辺りを見回しながら、そーっと、物陰に行ったんです。誰かに気づかれていないか、伺っているのがハッキリ分かりました。
何をするつもりかその時は私も分からなかったのですが(排泄かなと思った)、目的が分かると、その心情がおかしくておかしくて。いったんは他の連中に気づかれてしまい、場所を変えて、写真の木の根元で吐き戻しました。
ウェルが、ルースやホープに比べて特に強いわけではないのですが、さすがに礼儀をわきまえて、他の連中は「余ったらゲットするぞ!」と、そばで我慢していました。

野生動物は、生に対する真剣味が違うのでしょうね。
リスやうさぎのような小さな生き物でも、それは変わらないのだと思います。
私も見習わねば!のんべんだらりな今日この頃ですから(汗)

Clogleでしたか!惜しい^^
そんなところに気づくあがさん、さすが目のつけどころが違います。
そういう細かな観察力が、あがさんとそのご家族が、充実した素敵な毎日を送られている理由のひとつだと思います。

ハニフラ さんのコメント...

ウズラさん、そうそう、雪のときは、濃色の犬はいいのよね。
普段は、夜は見つけようという気がさらさらありません。無理。

気持ちとしては、「思いっきり冬」に行ってみたいのですが、北海道の寒さは半端じゃないと聞いているので、ちょっと恐れています。でも、せっかくなら豪雪期に行きたいし。迷うなあ。

へえ、スギ花粉症は北海道では出ないのですか。
それは、花粉症で悩む人には朗報ですよね!
(我が家は、幸いなことに花粉症は誰もいないので、あんまり関係ないですが)
やはり、北海道は日本じゃないわ。
(↑北大に行った友人によく言ってた^^)

うちの別荘の辺りでは、鹿は定常状態のようです。行き始めてもうかれこれ30年くらいになりますが、あまり変わりません。
山が深いせいかな?
生物の多様性が十分あるのでしょう、きっと。

朽木の森に行った時、鹿の話、してたね。
あの時、鹿にくっついてヒルも運ばれて増えてるって聞いたのが忘れられないわ。
ドングリの苗は育っているのかな。

そうだね、四万十は温暖だから、北海道行きは雪がいいかな。
うちの連中を連れて北海道まで行くのはちょっときついかも^^;
人間だけ行って、フェイスアイスと存分に遊ばせてもらいます。

私、子供の頃よく行ってた日本平動物園で、脱走したペンギンに、膝小僧を突かれたことありますよ!
(自慢なのか?)
わりと痛かったです。

ハニフラ さんのコメント...

ひよりさんとこも黒犬ですものね。
けっこう濃色犬率高いなあ。

ガディは若い頃、雪を見ると狂ったようにすりすりしたものでしたが、他の連中は全然しないのです。
犬なら、みんな喜んでスリスリすると思っていたのでちょっとびっくり。もちろん、嬉しいのは嬉しいみたいなのですが・・・
バス君はしますか?雪にスリスリ。

ウサギは、Kyokoさんに飼育状況のお話を聞いてから、無心にほくほく喜べなくなりました。
犬たちが狩ってくれれば一番なんだけど、絶対無理だし・・・。
ここは、桜嬢にお出ましいただくしかないかしら。罠や銃で狩ったウサギより絶対自然だし。
ああ、でも大問題が。きっと、桜嬢のお腹に納まってしまいますね。当然の権利です。

なんのなんの、うちの犬たち、幸せの代償はきっちり払っておりますよ。
ウサギで散財したので、ここのところ、連中はもみじばっかり食べております。1kgが126円ですからね。
いや、さすがにもみじ「だけ」ではないですが。グラム70~80円くらいで、生協で鶏胸肉をまとめ買いしてますので、それと合わせて、お安くあげて、バランスを取っております。
幸い、もみじも大喜びで食べてくれますので。ぜいたく言わない犬どもで良かった^^;
決して、グルメな毎日を送っているわけではありません(笑)

だって、ひよりさんちの手作りご飯の方が、断然手が込んでいますよ。おいしそうだし。
(フードボウルにもみじがいくつか入ってる様を想像してみて下さい)
うちの連中の方が、バス家を羨ましがるに決まってます!

そうそう、撃たれた鹿で鉛中毒の話は聞きますね。
せっかくなら、ちゃんと無駄なく頂かないと、罰が当たります。

ハニフラ さんのコメント...

まりこさん、家での写真は、ぱっとしませんねー。
山では、ケンカも少ないです。心が穏やかになるのでしょうね。
でもまりこさんちは、お庭が素敵なドッグランですから、おうちの写真でもいいお顔が撮れていて羨ましい!

このウサギ、首はそんなにひょろ長くなくって、実際にはどっちが頭か分かりやすいのですが、ブログに載せるので、できるだけ具体的に分かりにくい写真を選んでいるのです。
意外にひょろ長いのは、首ではなくて胴体です。伸びきった状態で凍結しているから当たり前といえば当たり前なのですが・・・^^;