10/11/2008

ダッチ事始め


9月半ばの信州で、ついに、ダッチオーブンを活躍させることになった。

愚弟がいないので、私一人で。


初めに、できあがったご馳走の数々を披露。


        盛りつけるとそれなりに。

          エビとニンニク

           きわめつけ。


どうだ、見事なまでの、まるごと料理の数々。

先日コメントで、Ayaさんが「魚の塩竃」について書かれていたが、同じまるごと料理でも、えらい違いである。




いや、これは当然のステップである。
水泳だって、最初はバタ足から始まる。いきなりバタフライは習わない。


まず我らが目指したのは、

 1. 器具を使いこなせるようになろう

使い込んだバーベキューグリルを、ダッチテーブルに活用。
愚弟のお手入れが悪いので(これは愚弟の担当)、錆が出ているがな。



実はこれが一番楽しみだった。
焚き火台にチャコールスターターを載せて、炭を熾す。





目を見張るほど見事な熾りっぷり。

フラがそばを通っているが、まったく熱くないのだ。



第二弾の炭を熾す準備もしておく。
チャコスタに炭を詰めたところ。この上に、さらに豆炭などを載せる。




ダッチや、周辺器具に慣れたら、次のテーマは、

 2. 炭火の加減をつかもう


       チャコスタを蓋にのせてみた

炭の数で、火加減を調整せねばならないし、上火と下火の両方をコントロールする必要がある。初心者には、
なかなか難しい。
ま、それが楽しいのだが。


次はいよいよ、

 3. 実際に、食材がどんな感じになるのか知ろう

てなわけで、いろいろぼんぼん放り込んでみる。



できた端から食べてみる。


おいしくて、ワインも進むから、何がどうでも良くなる。

        チャントヤッテクダサイ


楽しいだけではいけません。
大切なステップ、お片づけ。

 4.次のために、丁寧なおていれをしよう

テキストを見ながら、洗って、乾かして、油を塗る。
基本的には鉄製のフライパンと同じで、これは慣れている作業なのだが、なにせダッチは重い。
しかも、「意外にもろくて、落とすと割れます」とのことなので、必死である。




ところで、ダッチオーブンは、使用後のお手入れも大事だが、使い始めには、「シーズニング」という作業が大切である。
買ったらまず、油をひいて熱し、また油をひいて熱し・・・という作業を繰り返して、油膜をつくるのだ。
これにより、銀色だった新品のダッチは、黒々と底光りする、馴染みの道具になっていく。そうなった鍋をブラック・ポットと言うらしい。

横文字で呼ぶとなにやらカッコいいが、要するにフライパンの慣らしと同じじゃないか。これから、我が家のフライパンもブラック・パンと呼ぼうかね。

         ブラック・ドッグ

で、道具好きの私としては、当然このシーズニングとやらをやりたかったわけだが、今回購入したロッヂ社の
このサイズには、シーズニング済みのものしかなく、「買ってすぐ使えます」と得意げに書かれた説明文を読みつつ涙をのんだ。




さて、ダッチ料理に興じている間、相変わらずスズメバチの訪問は続いていた。
訪問ついでに脅してくるから、かなわない。

後半は蜂たちも我らも疲れて、「まあいいか」という
馴れ合いの雰囲気が生まれ、お互い至近距離で過ごしていたが、それでもあの羽音はこちらを落ち着かなくさせる。

       チャントデキトルカノ・・・

しかも、羽音が急にやむと、誰かにとまって刺そうとしてるんじゃ!?と、かえって焦らされる。

しかも悪いことに肉料理の匂いがするので、よりいっそう集まるし。

一日目は、いつもバーベキューをする場所でやったが、二日目は、思いついてデッキの上でやってみた。


蜂が集まるのは変わりなかった。
あたりまえだけど。

           怖イヨウ


たぶん、この時にソフィは刺されたんだろうなあ。
ごめんよ、ソフィ。




さて、この2日間のダッチオーブン入門で、我らが学んだこと。

 「炭は、いいものを」

どの炭が使いやすいか分からなかったので、地元のホームセンターで、何種類か購入して使ってみたが、外産の豆炭は、安かったが最悪だった。
あっという間に燃え尽きるし、燃えてるそばからグズグズ崩れるし、灰が赤茶色である。しかも匂いが悪い。

           クサー!

チャコールスターターに、岩手木炭の宣伝チラシが入っていたことを思い出し、今度は岩手木炭を買ってみよう、岩手じゃなくてもいいから国産のいいものを、と心に誓ったのであった。

やはり、身についてしまった「安物買いの銭失い」の癖は要注意である。

10 件のコメント:

ウズラ さんのコメント...

おー。結局好日山荘で?
我が夫は昨年の骨折ボルト除去手術で入院中。
犬達との一人暮らしを久しぶりに展開中です。
退院後、きっとこの記事チェックすると思うわ。

きなこ さんのコメント...

すご~い!お一人でこのお鍋を使いこなされたのですね!
使い始めのお手入れは大変ですよね。
ウチのダッチオーブンもまだ使いこんでいない時に汁物料理をしたら、なにやら鉄臭~い味がしました。
汁物は要注意です。

ひより さんのコメント...

きゃー、おいしそう!まるごと野菜が、そのままおいしそう!塩とかだけで、すっごいおいしいはず!いーいデスネ!
シェフ、、、そ、そうとう練習しないとな。
肉類ってわりとやってないのです、、、。
オーブンででも、慣れとこうかな(行く気?

そうそう、道具って鍋とかも、そういう最初の手入れがタイヘン、、、好きなんですか!
なのに、できなかった、と(笑。
煮物やスープにもすごく良さそうですねー!
いーなー。せめてルクルーゼ、買おうかな、、、←煮詰め好き。

ルフュママ さんのコメント...

おお~ダッチオーブンですねっ!
やっぱり背景の緑は重要ですねぇ♪
すばらすぃ雰囲気です。

シーズニング・・・
我が家にロッジのスキレットがあるんですが、シーズニングで失敗しましたっけ・・・。
うちにあるスチールパッドは、もれなく研磨剤がついてるんです(例:ブリロ)。
シーズニングのプロセスに従い、ゴシゴシ洗い終わった後、「研磨剤は使わないこと!」
の一文を見つけまして(><)。
Oh,No!(真っ青)と思いましたが、もうしてしまったことは元に戻せません・・・。

現在では研磨剤を乗り越え、日々活躍してます。ハニフラさんちのオーブン見ていたら欲しくなりました。ダッチオーブンで焼き芋したいです!!!

ハニフラ さんのコメント...

ウズラさん、そうなの、結局好日で。
jickさん、もう抜釘?
あっという間に時は経つんだね。

ひとときの一人暮らしは、犬たちと一緒とはいえ、ちょっと寂しいのでは?
早く帰って欲しいね^^#
この記事、お恥ずかしい限りですわ、適当料理で。

ハニフラ さんのコメント...

きなこさん、教えていただいたタマネギの丸焼き、本当においしいです!
一回に3個くらい食べてしまいます。
普通、どんな料理したって、一回のご飯で3個なんて食べませんよね。
塩胡椒程度で、ろくに味付けしてないのに、タマネギの甘みが素晴らしかったです。

そっか、汁物は要注意なんですね。勉強になります。
我が家のダッチも、汁物が作れるのはまだ先の話だなあ。

ハニフラ さんのコメント...

シェフひより殿、お待ちしておりますよ♪
だって信州ですよ、静岡から近いですよ。

肉類をやってない?
肉類でなくても、ほら、『パティシエールひより』だから。
ダッチでお菓子も作れるらしいですから。
ルクルーゼも、なんでしたら買っておきましょうか?^^#

煮詰めが好きなんて、さすがですね。
ああいうのは私、絶対焦がします。
いや、やってないですけど、もしやったらきっと焦がす自信があります。
道具のお手入れは好きですが、焦げた鍋の後始末は、好きではありませぬ。

ハニフラ さんのコメント...

ルフュママさん、仰るとおり、背景の緑が、料理の半分を担っているといっても過言ではないでしょう。
料理は本当に五感でいただくものですね。

研磨剤にやられたですか^^;
でも、シーズニングした過程がフリダシに戻るだけで、ダメになっちゃうわけではないですものね。
スキレットも無事活躍にいたって、良かったです。

今回、焼き芋もしたのですが、ダッチではなく、チャコスタに放り込んでやってみました。
皮は焦げてしまいましたが、たいへんにおいしかったです。
ダッチでやれば、ほっくり絶品焼き芋になりそうですね!
ルフュママさんも、ぜひダッチ仲間に♪

Aya さんのコメント...

基本を大切にするハニフラさんの姿勢、すばらしいです。
シンプルな料理っておいしいですよね。
道具の扱い方(長所やら短所やらクセやら…)を正しく知れば、こうすればこうなるだろうと好みに合わせて工夫も重ねて行けますし。まるごと野菜もさることながら、お肉もしっとりおいしそうです!

ハニフラ さんのコメント...

Ayaさん、そう仰っていただくと・・・嬉しいやら、お恥ずかしいやら。
凝った料理は力不足のせいでできないのに、ものは言い様で、まずは基礎から、なんて偉そうに言ってみました。

ダッチを買うに当たって、色々教えてもらった整形外科の先生がいるのですが、「パエリヤがお勧めですよ。やはりムール貝が入っている方がおいしいです」なんてアドバイスをいただいた(男性なのですが、なにか行事がある折には腕をふるうそうです)にも関わらず、作ったのはカボチャのまるごと・・・
パエリヤは、いつの話になるのでしょう。

でも、ストウブ使いのAyaさんに、道具の扱い方を正しく知るべしと言っていただいたのを励みに、ダッチ料理に精進いたします!