3/05/2008

中途半端は逆効果


一度はゴールドカードに
なったこともある。
運転免許証のことだ。


何年か前に、スピード違反で一発免停をくらった。
罰金6万円を払い、簡易裁判所に行かされた上に、
2日間にわたって運転免許試験場に通うはめになった。
弁解させていただくと、速度の絶対値はそんなに高く
ありませんでした、断じて。

それから半年ほど経った時、覆面パトカーに捕まった。
また速度違反であった。


さすがにやたらと飛ばさなくなり、あと一年、違反を
しなければ、またゴールドカードになるところまで
漕ぎ着けた。



誕生日の前日。
休日出勤した帰り道。

愛車が車検中のため、代車だった。
当然センサーは付いてないし、春の交通安全週間だから、気をつけなくちゃ、と意識して運転していた。

メーターは50km/H前後。
見通しの良い直線道路だが、抑えて走っていた。


・・・と、前方に、赤い旗を持った警官が出てきた。
最初、自分だとは、まったく思わなかった。
なんだ、あれ?といぶかしく思った。

どうも自分だと気づくと、そのまま轢いてやろうかなと一瞬思った。
そうもいかないので、誘導されるままに脇道へ入ったが、それでも理由が分からない。

窓から中年の警官が覗き込み、ものすごく嬉しそうな
顔をして言った。
「ごめんね〜、ここ、制限速度40kmなんよ〜」



かくして、私は52km/Hで違反切符を切られた。
交通安全を乱す要因には、絶対に自分はなって
いなかったと今でも思う。
真に交通安全を目指すなら、他にもっとするべきことがあるだろう。
どう考えても楽に点数稼ぎをしているとしか思えない。
案の定、犠牲者が次々と網にかかっていた。

その後、安全運転で行こうという気は完全に消え失せていない。
解放されてから帰宅するまで、急加速・急ブレーキを
繰り返してぶっ飛ばして帰ったり、していない。
信号無視も一回、していない。
あの取り締まりは、交通安全にたいへん寄与していたと思う。

はらわたが煮えくりかえるとは、このことである。




そんなわけで、スピード違反には十分注意して、
明日はちょっくら四国まで日帰りしてきます。

          これで。ふふ。


そうそう、愚弟も、梅田をバイクで走っていたら、警官たちが違法駐車の列の間に隠れていて、速度違反を取り締まるべく、飛び出してきたらしい。
おいおい。




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12 件のコメント:

MK さんのコメント...

ええっ!12km/hオーバーで・・・。

なんと理不尽な。
青い白バイ(?)も大学周辺でたくさん。最近は、職業ドライバーが捕まっている姿を良く見ます。

+20km/hぐらいが道路の流れですよね。
それ以下に抑える走りをしていたのに。

それでも・・・?

 事故防止、および事故時の被害軽減の為には絶対速度の低下は意味があります。で、取締り自体はその手段としてそれなりに効果的なのを認めざるをえないのが業腹です。
52km/hは調子に乗りすぎだと思いますが。

 それはともかく、高知までの長距離ドライブ、いいですね~。慣らしも終わったみたいだし。お気をつけて。

匿名 さんのコメント...

「他にもっと重要なことがあるやろー!」
と思ってしまう取締り、多いです。
12kmオーバーとは・・・。

我が家から乗馬クラブへのルートには、魔の「取り締まりポイント」があります。
40km制限のところなんですが、どうやら50kmを少しでもオーバーするとおつかまりみたいです。
そのポイント、風光明媚で気分のいい直線コースなんですよ。桜の季節など、無粋以外の何モノでもないです。

高知ドライブ、楽しんできてくださ~い♪

匿名 さんのコメント...

12kmですかぁ~
私も一回目は確か12kmオーバーだったな
それから何度か捕まり、最後は7台ごぼう抜き!
先頭車が覆面、6万円納めましたよ

その後は少しおとなしくなりました

でもねぇ~バイクで峠に向かうと…

匿名 さんのコメント...

夫jick氏に直してもらってから
ポコポコウズラ号はなんだかビュンビュン調子こいてます。
昨年の書き換えで久々にゴールドへ戻れたのが嬉しいのだが田舎道は侮れない。
通勤路も40km制限。
ついつい20kmオーバーして走っています。
でもそれが雪道での最高速度っていうのがポコポコ号の証。
あたしゃ、のんびり行きますわ。

ハニフラ さんのコメント...

MKさん、職業ドライバーが捕まると辛いですよね。

>事故防止、および事故時の被害軽減の為には絶対速度の低下は意味があります

はい。
スピード狂(というより習性)だった父ですらも、それは言ってました。
大部分は速度が問題なのだと。

でも、なんですよね。
制限速度をきっちり守って走っている車が、かえって自然な流れを乱して事故のもとになってることもあるんで。

あの道で(←頭に思い浮かべている)52kmの車捕まえて時間と人手を食ってる間があったら、もっと交通安全の役に立つ現場があると思うんですがね。

そっから100mも行かないうちに、携帯でしゃべりながら、おぼつかない運転してる車がいたのをはっきり覚えてますよ。
ええ、覚えてますとも。

ハニフラ さんのコメント...

ルフュママさん、地元民は知っている!ていうポイントがありますよね。

無謀な運転はもちろんいけないですが、私は、場所によっては、路駐の方が怖いです。
一台だけぽつんとあるのは、それほど心配ないのですが、ずらっと並んでると、死角だらけ。
走行車線も減りますし。

見通しのいい直線コースほど要注意なんですね。
桜の季節といえば、春の交通安全週間ではありませんか。
そんな時に速度違反で取り締まられるのなら、いっそのこと、みんなで景色を見ながらのろのろ運転して、大渋滞にしてしまった方がマシかも^^;
あ、取り締まりしてる時だけね。

ハニフラ さんのコメント...

jick-jickさん、あはは、ごぼう抜きトラップ、よくありますね^^
うちの父も愚弟もくらってました。
私はそれを聞いてるので、やられたことはありません。

逆に、以前黒のセドリックに乗ってた時は、周りの車が警戒しまくってるのがハッキリ分かって面白かったです。
覆面に乗ってる警官も、周りの車の不振な挙動は、よく分かってると思いますよ。

ハニフラ さんのコメント...

ウズラさん、おっ、ポコポコウズラ号は健在ですね!
雪道の運転は、私は慣れてないので肩に力が入ります。
本来オフ車である我が愛車でもビクビク。
雪道での車の動きってのをあんまり体験してないので、必要以上にビビってしまうんだろうなあと自己分析してます。

そうそう、のんびりがいいですよ。
のんびり走るのが嫌なんでなくて、ヘンテコリンな取り締まりが嫌なだけですから。

匿名 さんのコメント...

私、免許証の色はグリーンですが、毎日の生活に車を使っていると、色んなことがあるものです。一昨年は普段それほど車の通らない近所の交差点で、一旦停止無視の軽自動車につっこまれて修理しました(油断がありました)。去年は、パトカーに追われていた原付少年が、追い抜ききれずに右前につっこんできて転倒したということもありました(幸い少年にケガはありませんでしたが)。
それからというもの、ここから車が(人が)飛び出してくるかもしれない、と、防衛運転をするようになりました。けれども、そうして律儀に(?)一旦停止をしたり、制限速度ぴったりで走ったりしていると、後ろについた車がイラっとして、無謀な追い抜きをしていくことが少なからずあるのです。「私、自然な流れを乱してる? かえって危険の原因になってる?」という葛藤がつきまとい、ぐるぐる渦巻き、安全運転とは何か?を考えるようになりました。
ゴールド免許のドライバーが必ずしも安全運転かというと、そうでないかもしれません。運良く取り締まりに合わなかっただけかもしれません。反対に、普段は安全運転につとめていても、ハニフラさんの仰るとおり、どう考えても事故防止、交通安全のために必要だとは思えない取り締まりにあってしまうことだってあるかもしれません(そういう話を聞きます)。
そんな取り締まりがある一方、飲酒ひき逃げで複数の幼い子供の命を奪っても、危険運転致死傷罪にならないのですから、何をか言わんや、です。

気をとりなおして。四国へのドライブはいかがでしたか? 私も瀬戸大橋を渡ってみたいなあ。

ハニフラ さんのコメント...

Ayaさん、交通事故って、自分が気をつけていてもどうしようもないことがありますものね。
続けて事故に遭われたら、当然慎重になりますよね。私も2回捕まる前と後では、ずいぶん変わりました。そういう意味では、MKさんも書かれているように、取り締まりって意味があるのでしょう。

3回目の、52km/Hのは、まったく意味無いと今でも思ってますけど。
(↑しつこい)

我が家は、違反はあれど、父も私も無事故なのですが、それはこちらが気をつけるだけではどうしようもなくて、事故に巻き込まれない幸運も多分にあるということを忘れてはいけないと思っています。

あ、一度だけ、事故というか・・・
信号待ちをしていたら、少年に自転車で突っ込まれたことがあります。私は後部座席に座っていて、頭からリヤガラスの破片をかぶりました。

私自身は、けっこう飛ばす方ですが、
(その代わり・・・に気をつけている、とかいう類のことは自己弁護にしか聞こえないので書きませんが^^;)
制限速度ぴったりで走っている車に対して、腹立たしいと思うことはないです。
「あ、それなら、私ものんびりいくか」とスイッチを切りかえます。

父がよく言っていました。
運転中は、周囲に気を配らねばならないが、周囲を気にしてはいけない。事故のもとだ。と。
つまり周りに気兼ねして無理してはならんということなんですよね。

どういう運転がベストなのかは、その場その場で変わりますから、一概には言えないのが難しいところです。
もちろん、全車が、制限速度・交通法規を完全に遵守して走るのがベストなのは、理屈では分かりますが、運転しているのが機械でなく人間である限り、それぞれの事情があり、気性があり、感情があるので、そうはいかないですから。

無理をしない。
これは、安全運転はいかにあるべきか考える時の、ひとつのキーワードではないかと思っています。

四国へのドライブ・・・
疲れました。
疲れちゃって、今日までブログを開く元気もありませんでしたあ・・・。

匿名 さんのコメント...

お疲れのところ長文スミマセン^^

お父様のお言葉、なるほどその通りですね。
まわりを気にしすぎて無理をしては、かえって危険です。
「気を配りつつ気にしすぎない」でのんびりいきます!

ハニフラ さんのコメント...

Ayaさん、私はしゃべりながら運転するのが苦手なんです。集中できなくて。
かといって、他人を乗せて、黙ってるわけにもいかないし。
無理してしゃべらざるを得ません。

だから、他人を車に乗せたくないんですよ。
人様の命を預かること自体、荷が重いですしね。

お互い、のんびり安全運転でいきましょう^^
(ほんとか?私)