12/09/2011

秋休みーグルメ編




信州では時間がたっぷりあるから、犬たちの食餌もいつもより手の込んだものになることが多い。


素材が豪華なこともあれば、調理にひと手間加えることもあり、飼い主から見る限り、豪華で満足度の高いものになっている。
彼らはどう思っているか分からないが。

なにせいつでもがっついてくれるから。

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今回のメニューは鶏肉。

今年になってお知り合いになれた方から、新鮮で健康で、ここが一番大事なのだけど、短いながらも幸せに人生、ではなく鶏生を過ごした、鶏の内臓もろもろ、ヒトの食用にならない部分を頂くことができたのだ。

それについては改めて書くとして、ともかく今回の彼らのごはんを見てやってくださいまし。


トリ肉のほんとはただ待ってただけなのに
あたかも自分で狩ってきた風ぜんぶ揃え、生野菜添え。

これは、ガラ(とは言っても、見ての通り首はそのままついているし、内臓も肉もたっぷり残っている。中抜きっぽいガラといった感じ)に、内臓とムネ肉をぎゅうぎゅうと詰めて、いつものごとく圧力をかけた鶏の頭と、砕いた野菜を添えたもの。

Whole foodの観点から、なるべく鶏一羽をそのまま食べたようなバランスになればと思ってつくった一品である。
(シェフハニフラ談)


骨もけっこう含まれるから、急いで飲み込んだりしないよう、リードでつないでご飯タイムにした。
持ち主が食べてる間は横取りするようなことは普段から決してないけれど、お互い安心するらしい。




そう、ずいぶん大雑把な我が家ではあるが、実は、いちおう最低限の注意は払っているのだ!
(そんなに大げさにアピールすることか?)


骨など、慌てて食べるべきでないものがメニューの時は、それぞれが落ち着いて食べられるように位置を考慮するし、食べている間から食後しばらくはそばで様子を見ている。
(単に私が見ていたいだけという話もある)


食べるということは真剣勝負だ。

彼らの食べるものを飼い主が決めている以上、食べ終わって、消化され、うんこになって出てくるまでの全責任は飼い主にある。
出てきたうんこを見て、次の食餌内容を考える。

まあ、いちいちそんなことを理屈で考えずとも、ほとんどの良き飼い主は無意識にそうしているのだが。

ごはんであるから皆のもの配置につけ!

ビシッ

ビシッ

ずずい




そうやって細心の注意を払っていても、不測の事態というのは起こり得るから、ぜひこちらの記事も読んで下さい。

パブコメの時もお世話になってるあがさんのブログSMILES@LAから、
 「ちゃぶさんの教え
 「胃捻転鼓腸症候群(GDV)について
窒息、胃捻転などの際に、知っているかいないかで生死を分かつかもしれない情報が満載です。
前回といい、ワタクシ最近、他人のふんどしで相撲を取りまくっていますが、見事にまとめあげられているので。

こういった知識を役立てる機会がないに越したことはないけれど、万が一の時に対応できるようにしておくのも責任のひとつですものね。




まあそういった飼い主の深い愛情と心配りなど知ったことかという風情でむさぼり食う黒犬どもの様子をどうぞ。



4ヶ所でバリボリいっているので音はそこそこにぎやか。
音量にはそこそこご注意を。


翌日のうんこはもちろん、輝くばかりの素晴らしいものでしたとも。

マサニ黄金。

いばるんじゃない。
私も嬉しいけど。

12 件のコメント:

Lucy さんのコメント...

ワォ〜!!!ワイルドですね!
我が家は、ガラですが過保護にぶつ切りです。
胸肉は茹でて、レバーはオリーブオイルで軽くソテー
そしてプラス炭水化物が常食です。
今度丸ごと食わせてみようかしら?

久米 克己 さんのコメント...

初めまして

八王子で9歳になるフラットコーデットレトリーバと
暮らしています

そろそろ子犬がいたらいいなあと欲しくなりまして
同じ黒犬で次はグローネンと思っています
どちらで求めたらいいか探していました

まさにハニフラさんのブログを見て
ぐらぐらと感じています

もし差し支えなければ
ハニフラさんちのわんちゃん
出身地 ブリーダーさんを
お教え願えませんか

ワクワクしてお待ちしています
よろしくお願いいたします

2011/12/11 久米克己
kume@inochi.co.jp

YU さんのコメント...

見事にホールフードですね〜〜昨日も生食仲間(主催のね)と丸ごとうさぎ&鹿の話で盛り上がったとこです。まだなぁ〜やっと鶏頭を克服できたトコだからなぁ〜

ホクがなかなか肉がついてこなくて(28Kg)もうちょっと太らせたいんだけどね〜

フラットの次はグロネン!! 分かりますね〜〜やっぱり黒犬&長毛好きのツボですものね。
私は白犬&茶坊主になっちゃいましたけど。
素敵な子に巡り会えたらいいですね〜〜フラットオーナーさん@八王子

まりこ さんのコメント...

なんと素敵なお食事なんでしょ~~。
ニヤニヤしながら、ガラにぐいぐい内臓を押し込んでるハニフラさんを想像してしまった・笑

ハニフラさん、とても良い方とお知り合いになれたのですね♪

ところでチワずのお食事はどんな感じなんですか?
以前、大きな骨にも果敢に挑戦してた写真を見たけれど、やっぱり少しは小さくしてから与えてるんでしょうか?
こんな風に「丸ごと」ごはんの場合は、ミニチュアの「丸ごと」鶏を作るとか?

(って質問ばっかりスイマセン・汗 小型犬を飼ってる者の素朴な疑問…)

食べてる動画もとってもいいし、最後の写真も素敵でした~。
秋の落ち葉と、後ろの霧がかった森のコントラストがキレイですっ。

ハニフラ さんのコメント...

Lucyさん、ワイルドというと聞こえがいいのですが、手の込んだことをすると続けられないズボラな飼い主ゆえの結果です、とほほ。
Lucyさんのように丁寧に作ってもらった食餌は素晴らしいですね!
それだけ飼い主の気持ちがこもりますもの。
うちの連中も、加熱した肉も大好きです。
Lucy家のご飯みたいだったら、毎日大はしゃぎだと思いますよ〜^^#

ハニフラ さんのコメント...

久米さん、はじめまして!ようこそいらっしゃいました。

フラットさんと暮らしておいでなのですね。
しかも9歳!フラットの元気な9歳は素晴らしいですね。

私の身近にも、フラット飼いの友人が何人もいますが、久米さんの後にコメントを下さったYuさんもそのおひとり。
やはりグローネンダールという犬種に魅力を感じて下さったのがご縁の始まりでした。
犬は純血・雑種という区別なく、どんな犬も魅力的ですが、人間に対するのと同じで特別に惹かれる風貌や気質というものがあり、フラットとグローネンはそういう意味で共通する点があるのですね。

我が家は、初代のガディ以下3頭は群馬県の小野寺さんというブリーダーさんから迎えましたが、3頭とも交配はアメリカなので、小野寺さん生まれというわけではないのです。
でも我が家にとってはお里のような存在で、ちょうど一年前、ガディが16歳目前で生涯を閉じたときも、心のこもったお花とお手紙を送って下さいました。

今はグローネンのブリーダーさんも何軒かありますし、また、グローネンの気質も少しずつ変わってきていますから、久米さんのご家庭に会うタイプのグローネンを出している犬舎を見つけられるのが先決ですね。

後ほど、メールをお送りしますので、お待ち下さいませ。

ハニフラ さんのコメント...

Yuさん、見事にホール!でしょう。
「どうだ!」と大いばりで犬たちにやりました^^

鶏頭は見るのもダメだったYuさん、犬たちのために完全に克服されて、驚き感服してます。愛をひしひしと感じます。

ええっ、ホクくん、もう28kgですか。
やせ形なのに。
まだ1歳になってないのに。
フラットってそんなに大きかったですっけ^^;
うちのホープで21~22kgくらいですよ。

ほんと、タイミングが合えばウェルの兄弟姉妹がYuさんちの子になってたかもしれなかったのだ。
でも、今となってはYuさんと白茶兄弟が一番しっくりくる気がします。

ハニフラ さんのコメント...

まりこさん、み、見てました!?
ニヤニヤしながらぐいぐい押し込みました、ハイ。

このトリのガラを頂いた方は、まりこさんの仰る通り、本当に良い方。
昨日も農場にお邪魔してました。
今度、記事にするつもりなので(今度こそ本当ですっ)、お楽しみに〜。

チワワのご飯はそう、内容は一緒で全部ミニチュアにします。
もちろん鶏型ではナイですけど(笑)
骨は、手羽先をキッチンばさみでぐいっと挟んで、少し骨を潰してからやり(そのままでも以前動画で出したように、上手にポリポリ囓ってくれるんだけど、念のため)、内臓も、すべてのパーツを適量ずつ黒犬の分から切り取ってやります。
手がかかるんですよ〜チワどものやつめ。

誉めて頂いて照れます♪
最後の写真はホープなんですけど、いかにも得意げでしょ?
しかも、姿やオツムを自慢してるって顔じゃなく、うんこを自慢してるって顔してるでしょ??

AONE さんのコメント...

先日頂いたJIROさんの本体がこのお食事ですね!素晴らしい。これはきっと鶏がらスープを作ってもさぞや美味しいことでしょう(我が家は鶏がらを買うとスープは人間と犬と半々くらいです。がっつく飼い主)と鶏がらスープ好きとしてはにやけてしまいます。

長毛、黒犬ということでチェックがかぶるグロとフラット、性質や取扱はかなり違うかもという感じもフラット飼いの友人とグロ飼いの友人を見ていると感じます。丁度18日の日曜日に有明のビッグサイトで東京インターが行われているので朝一のグループ1に行かれてみるのもいいかも知れませんね。見学のベルジアンもそこそこいるでしょうから色々なブリーダーさんの出身の子を見れるチャンスかなと。

YU さんのコメント...

長毛黒犬って言う意味では共通あるけど 確かに犬種の特性としては全然、、、、むしろ真逆なくらい違うかもですよね。

WSS(G1)とフラット(G8)を同時に飼ってみて痛感します。我が家はまったく同時スタート ほぼ同じ月齢なのでずいぶん良くも悪くもお互い影響していると思いますが。

それだけに面白くもありますよね。
先週大阪インターは終わりましたが(行ってませんが)WSSの出陳はゼロだったみたい。

ハニフラ さんのコメント...

AONEさん、そうですそうです!
卵はあの美味しい(と自分ちでお出ししておいて誉める厚かましさ)土佐ジロールに、ガラはこの輝くばかりの犬めしに。
土佐ジローは偉大です。

鶏ガラスープ、既に作りました。
そして、人間チームもいただきました。
もーー美味この上なし!!
今度お越しの際は、準備しておきますからね♪

あ、今度の日曜日にタイムリーに東京インターが。
関東爆泳隊は行かないのですか?
数年前に行った大阪インターでもたくさんグローネンがいたので、東京はさぞや。
競技会の日記を拝見しても、壮観ですもんね〜。

ハニフラ さんのコメント...

Yuさんの仰るとおりですね。
上のAONEさんも書かれていますが、フラットとグローネンは、姿は似ていても、中身は全然違います。
・・・ということを、久米さんには昨日メールでもお伝えしましたところ、その辺は既によく理解なさっていました。

WSSもフラットも飼ったことのない我が家ですが、Yuさんちの二頭を見てると、知識として知っているWSSとフラットそのままだ〜となんだか感動してしまいます(笑)
穏やかでまじめなWSS、天衣無縫のフラット!

ええー、少しWSSも増えてきたようなのに、大阪インターではゼロでしたか。
お里からは出なかったのかしら?