信州では時間がたっぷりあるから、犬たちの食餌もいつもより手の込んだものになることが多い。
素材が豪華なこともあれば、調理にひと手間加えることもあり、飼い主から見る限り、豪華で満足度の高いものになっている。
彼らはどう思っているか分からないが。
なにせいつでもがっついてくれるから。
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今回のメニューは鶏肉。
今年になってお知り合いになれた方から、新鮮で健康で、ここが一番大事なのだけど、短いながらも幸せに人生、ではなく鶏生を過ごした、鶏の内臓もろもろ、ヒトの食用にならない部分を頂くことができたのだ。
それについては改めて書くとして、ともかく今回の彼らのごはんを見てやってくださいまし。


トリ肉のほんとはただ待ってただけなのに
あたかも自分で狩ってきた風ぜんぶ揃え、生野菜添え。

これは、ガラ(とは言っても、見ての通り首はそのままついているし、内臓も肉もたっぷり残っている。中抜きっぽいガラといった感じ)に、内臓とムネ肉をぎゅうぎゅうと詰めて、いつものごとく圧力をかけた鶏の頭と、砕いた野菜を添えたもの。
Whole foodの観点から、なるべく鶏一羽をそのまま食べたようなバランスになればと思ってつくった一品である。
(シェフハニフラ談)
骨もけっこう含まれるから、急いで飲み込んだりしないよう、リードでつないでご飯タイムにした。
持ち主が食べてる間は横取りするようなことは普段から決してないけれど、お互い安心するらしい。

そう、ずいぶん大雑把な我が家ではあるが、実は、いちおう最低限の注意は払っているのだ!
(そんなに大げさにアピールすることか?)

骨など、慌てて食べるべきでないものがメニューの時は、それぞれが落ち着いて食べられるように位置を考慮するし、食べている間から食後しばらくはそばで様子を見ている。
(単に私が見ていたいだけという話もある)
食べるということは真剣勝負だ。
彼らの食べるものを飼い主が決めている以上、食べ終わって、消化され、うんこになって出てくるまでの全責任は飼い主にある。
出てきたうんこを見て、次の食餌内容を考える。
まあ、いちいちそんなことを理屈で考えずとも、ほとんどの良き飼い主は無意識にそうしているのだが。
ごはんであるから皆のもの配置につけ!
ビシッ

ビシッ

ずずい

そうやって細心の注意を払っていても、不測の事態というのは起こり得るから、ぜひこちらの記事も読んで下さい。
パブコメの時もお世話になってるあがさんのブログSMILES@LAから、
「ちゃぶさんの教え」
「胃捻転鼓腸症候群(GDV)について」
窒息、胃捻転などの際に、知っているかいないかで生死を分かつかもしれない情報が満載です。
前回といい、ワタクシ最近、他人のふんどしで相撲を取りまくっていますが、見事にまとめあげられているので。
こういった知識を役立てる機会がないに越したことはないけれど、万が一の時に対応できるようにしておくのも責任のひとつですものね。

まあそういった飼い主の深い愛情と心配りなど知ったことかという風情でむさぼり食う黒犬どもの様子をどうぞ。
4ヶ所でバリボリいっているので音はそこそこにぎやか。
音量にはそこそこご注意を。
翌日のうんこはもちろん、輝くばかりの素晴らしいものでしたとも。

マサニ黄金。
いばるんじゃない。
私も嬉しいけど。
