先週の初め、しとしと雨が降る夜道を車で仕事から帰っていた。
四つ辻を右折したら、左手に白っぽい猫が見えたので、車を止めた。

実は一月ほど前、おむすびの病院帰りに若猫を見かけたので少し先で車を止めたが、辺りを100mほどに渡って歩いてみても見つからず、気にかかっていたら1週間後に300m程離れたところで車にはねられて死んでいた。

それぞれの命にはさだめがあり、また命同士の関わりには縁があるから、無理にどうこうはできなかったろうが、滅入った。


だから、今度はその場で車を止めて、雨の中降り立ったのだが、白い猫はりっぱな成猫で、私の出る幕はなさそうな感じだった。
だが、私の目は猫よりも、その猫が寄り添っていたものの方に釘付けになった。
暗闇で(山と田んぼの中で街灯などない)よく見えないが、ながながと横たわって動かないものがある。
仲間の猫の死体?
いや、もっと他の、イタチか何かの死骸か?

もう少し寄って目を凝らすと、私に近い方の端っこに骨のようなものが見えた。
まさか人骨ってことはないだろうが、しかし犬猫のものにしては大きい。
やはり人なんだろうか。(なんでやねん)
だんだん目が慣れてきた。
思い切ってそばまで寄って確認した。
どうもイノシシの後ろ足・・・のようだ。

確かにその朝も近くで銃声が鳴りまくってホープが嫌な顔をしていたが、それにしてもなんでこんなところに落ちているんだ。
これを猫は食べていたのか。
今夜は御馳走だったんだなあ。
しかし半分車道側にはみでているから、こんなところで囓っていたら、いずれ車にはねられる。
とりあえず、傘で押して端へ寄せた。

思った以上に重かった。

いったん帰宅し、使い捨て手袋を持って、現場へ戻る。
猫はたらふく食べたのか、徒歩で近づく私からさっさと隠れたのかしらないが、いなかった。
まだ食べるところはありそうだったから、溝の向こうの、土の部分に移す。
ここなら、車の危険なく食べられるし、いざとなったらそばの溝にも隠れられるだろう。

その後2日ほど足はあったが、向きが変わったり位置が変わったりしていた。
そのうち消え失せたので、誰かが片付けたのだろう。

それにしても、えらいもんが落ちていたものだ。
うちの湿地も今年はイノシシたちに踏み荒らされて、昨年とまったく違う荒んだ雰囲気になっている。

(黒グロ&チワワはあまり意に介していない様子)




それでも、もしやここで楽しくどろんこになったイノシシが・・・と思うと、銃声が鳴る度に
「はずれろ」
と念じずにはいられないのだった。
(母も同じことを念じていたらしい。こりゃ当たるまい)
2 件のコメント:
うはっ、しっかり見てる~
おまけにちゃんと道路わきに寄せてるし!
(僕は絶対スル~しちゃいますよぉ)
仕事で山に入ると、イノシシに出くわすことも度々あります・・
目の前を全速力で駆け抜けられた時はさすがにビビりました(汗)
あんな勢いで当てられたら、吹っ飛んで骨折しちゃうだろうなぁ~
須崎の神社の境内でも大きいのと視線が会った事も(笑)
イノシシ、シカ、サルとかけっこういて、田畑が荒らされてるから、農家にとってはねえぇ・・・
あっそうそう、山間部でイノシシを飼育してる方から聞いたんですけど、イノシシの鼻の干してのを煎じて飲むと、喘息に効くって言ってましたよ。
(なかなか作る人がいないらしいですけど・・)
takumaruさん、えーなぜですか?
まさか苦手・・・のはずはないですものね。
匂いがわりと強いからかな?
実はわたくし、まだ動いてるイノシシには敷地周辺では出会っていません。
足跡や、声だけです。
目の前を全速力で!?
駆け抜けてくれて良かったですよね。こちらに向かってこられた日にゃあ・・・
攻撃でなくてもぶつかれば大けがですよね。
山の獣と人間とのせめぎあいは難しいですね。
猟は仕方のないこととは思いますが、できれば山にたくさん食べ物があって、こちらへ降りてこないですむようにと願います。
イノシシの鼻が喘息の薬になるんですか!
どうせ仕留めるなら、あまさず利用する方がいいですね。
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