子どもの頃から、クリスマスが大好きだ。
そのクリスマスに欠かせないのがツリーやリースといった飾りつけ。
あの、緑と赤と金の色合いもいいんだよね。

先日、今年のクリスマスリースを作った。
これまでは、我が家がお世話になっている牧師先生の奥様である「こうこ先生」が毎年手作りした立派なものを届けて下さり、それが我が家唯一の生のリースだった。
(あとは、母が作ったアートフラワーのものや、私が通販で買ったドライリース)
今年も大きなリースを送ってくださり、家の一番目立つ場所にかけた。


しかし去年から私も、友人の「かなこさん」に教えてもらって、自分で生リースにチャレンジしているのだ!
とは言っても、素材を準備して頂いているので、ナンチャッテ自分製だが。


まず一昨年、かなこさんが作った素敵なリースを頂いた。
そして昨年、かなこさんに教わって初めて自分で作った。
それがこれ。


今年も声をかけて頂き、クリスマスまであと10日ほどになった土曜日の午後、かなこさん宅をいそいそと訪ねた。
授業料は、犬のモグちゃんへの差し入れだ。
モグちゃんは推定15歳。
かなこさんファミリーとは、譲渡会で出会った。
ずっと基本的には外飼いだったが、今月初めに眩暈を起こしたのを機会に、室内で過ごすことになり、ただいま室内犬修行中である。

ほとんど耳は聞こえないそうだが、とても若々しい

室内暮らし猛特訓中
眩暈もほとんど治まり、以前のモグちゃんのように、シッポふりふり甘えてくれたのがほんとうに嬉しかった。

一年ぶりとは言え、二度目だけあって割とすんなり取りかかれた。
昨年は、束にする小枝を切り分けるのに慎重になりすぎ、ずいぶんためらったからだ。
二度目ともなると一気に雑にな・・・いや、手際がよくなり、どんどん小束を作った。

切り分けた小枝を針金で束にする
部屋中にヒバやヒノキの針葉樹独特の芳香が立ちこめる。


じゅうぶん小束ができたら、テーブルに座って、自分の好きなように台に固定していく。

かなこさんが、植木屋さんや、通りかかった剪定中のお宅にも声をかけまくって集めただけあって、いろんな種類の枝が揃っている。
私は昔からまきの木が好きなのだが、リースにする際にも、まきの葉はとてもいいアクセントになる、と思う。
今年はOさんも一緒で、女三人揃えば姦しいの字の如く、にぎやかに手も口も休みなく動かしつつ作業は進んだ。


8割方できたところで、Oさんの手土産のケーキに、紅茶を入れて頂いて、かなこさんのご主人(実は同じ病院のドクター)も一緒におやつタイムをとった。
可愛らしくて、美味しいケーキと香り高い紅茶だったのに、写真を撮り忘れた。
いただく方に集中してしまうもんで・・・

糖分と水分を摂取してますます口も手も滑らかになったところで、最後の仕上げに取りかかる。
自分でも、リースがいささかもじゃもじゃしすぎていると自覚していたが、ふと隣のOさんの手元を見ると、あまりにもできばえが違う。

Oさんのリース
Oさんはセンスがある上に活け花も嗜むものだから、リースを作っても実にバランス良く、見栄えがするものに仕上がっている。

私の・・・リース
なんだこの私の作ったキングコングみたいなリースは。

とはいえ、本物の葉でできているおかげで、それなりによく見える。
持ち帰って、自分のものだけ見れば、今年も大満足なリースになっていた。
(かなこ先生がリボンをかけたり少し手直ししてくれたおかげ)
母の部屋の戸に、と思って作ったので、昨年より小さめの台を使っている。
引き戸なのでフックを買ってきて貼り付け、そこへ飾ってみた。

素晴らしいではないか、もじゃコングちゃん。

ちなみに、昨年作ったリースは茶色くなったので、ポンプ小屋にかけた。


完全に溶け込んでる・・・

コリャ見エン

一日遅れだけれど、メリークリスマス。