8/26/2011

ラストスパート


動物取扱業の適正化(案)についての意見募集』というのを環境省が募っています。
いわゆるパブリックコメントというものです。
自分の考えを公に示すことができるのです。
当たり前の権利かも知れないけど、素晴らしい権利です。











今回のパブリックコメントは、犬猫の深夜生体展示販売の規制や、生体のせり市の規制など、今の日本の犬や猫などの酷い扱いを改善する大切な一歩になるはず。

拙ブログを読んで下さる方はもうこの件はご存じだったり、すでに提出した方がほとんどと思いますが、もしご存じなかったり、知ってるけどまだ出してない、という方がおられましたら、ぜひともご意見を環境省へ!



そして、その締め切りは、実は、明日27日必着、なのです。

私も今月初旬から知ってはいましたが、まだ日があるからと思っているうちに結局ぎりぎりになりました。
もう今からだと猶予はほとんどありません。

だから、出してみようかなと思う方は、今すぐするのがお勧めです。
私みたいに、尻に蜂が入らないとやる気が出ないタイプの人間には、今くらいのタイミングでのお知らせがちょうどいい。
(と自分で勝手に思っている)
ささ、どうぞ!

マタトナイチャンス!

「じゃあまた時間ができた時にじっくり読んで・・・」というのでは、せっかくの権利を行使する前に締め切りが過ぎてしまいます。
今すぐが無理なら、夜にでも、やってみて下さい。

ちなみに、聞いた話では、前回のパブコメ募集時には、一般に広まっておらず、結局集まった数は、業者票9500票に対して一般票200票だったそうです。
今回はそうはいかないのだ。
一般人だってしっかり声を届けるのだ!




と言いつつ、数が多い意見が勝ちという問題とは違うとも思うのです。
生き物の命が関わる事柄なのだから、お金が絡んでいなければ、本来進むべき方向は決まっているはずです。

夜中に子犬を煌々とついた明かりの下で売るべきではない。
まだ母乳を飲んでいるはずの小さな子犬を母犬から引き離して、競り市に出すべきではない。

同じ生き物同士として、そんなの当たり前に分かることです。

(犬に驚いて私の長靴に隠れるカニ)

けれど実際はそう理想的にはいかないから、声を大にして、命を正しく守れる世の中にしていこうではありませんか。





実践コーナー


今から環境省のサイトを読み込んで、文面を考えて・・・では間に合わない!と焦ってしまう方も、大丈夫。
気軽にパブコメを出せるよう、いろんなところで見本が作られています。


例えば、とにかく短時間しかないのだ、という方にはこんなものが。
 「公益財団法人どうぶつ基金」の『1分で完了!』フォーム。
  携帯メールも可というのがありがたい。

坂本龍一氏など著名な方が参加しているFreePets、愛称ふりぺが作成したフォームはこちら
  教授のファンにはお勧めかも。

ほぼ日刊イトイ新聞、ほぼ日の愛読者の方は(もうご存じでしょうけど)、こちらへ。


私はブログ友達あがさんのブログSMILES@LAのこのページが読みやすくてお勧めです。
私がパブコメの件を知ったのも、8月7日のあがさんの記事『動物取扱業の適正化についての意見の募集』でなのです。




もう残り二日を切りましたが、今からでもできそうでしょう?
必着、なので郵送はもう厳しいと思いますが、メールなら大丈夫。
(メールの場合、添付文書で送るのはダメですって。本文で送って下さい)

楽勝ネ

知らなかった!という方、趣旨をきちんと理解してからパブコメを出すだけの時間はまだ十分あります。
お好きなサイトに目を通して、メールで送って下さい。

知ってたのにまだできてなかった!という方、1分でできるフォームもあるから、出す気はあったのに・・・ということだけはならないよう、今こそ重かった腰を上げましょう。


心配要りませんって。
何をかくそう、私も今から出すのですから。

エエッ!

そんなに驚かんでも。

8 件のコメント:

JOJO父 さんのコメント...

そうそう、せっかくのチャンスなのだから私達の声も
ちゃんと届けたい。そして犬、猫達の酷い扱いが少しでも
改善される事に微力でも力になりたいと思います。
昨日、送信できたので少し肩の荷が(^^;いやいや、良い法律に改善されるか否かはこれからが勝負です!!
そうそう、トレーナーでもあり繁殖業者でもある、いわゆる業者側に人も意見をHPで表明しています。
http://agility.jp/~ujin/indextmp1.htm 
少し視点がちがいますが、うんとうなずける部分も。

あが さんのコメント...

フリペやほぼ日に並んであげて頂いて超照れ(笑)
5年前にブログに書いた時よりは多くの人から反応を頂いたので、私もちいとばかりはお役に立てたかな、と。

でもさ〜、国民から意見を募るなら、省庁ももっとしっかりアナウンスメントしてほしいですよね。
せっかく気持ちはあってもご存知ない方も多いんですもん。
そして一方業者の方は知らない人はまずいない。不公平過ぎ。

Kyoko Alscher さんのコメント...

「尻に蜂が入る」のはかなりいやだなぁと、いまさらになって思う次第。火がつく方がまだいい気がした。
「業者も国民のうち」といいながら業者の言い分を通してしまっては、動物愛護管理の主旨が守られないのと同じなのに、環境省はこの期に及んでナニを寝ぼけたことを言っているのかまたフツフツと怒りが沸きます。

パブコメは単なる建前、というのもよく聞く話。
10万通弱の意見書をまとめられるほど動物愛護管理室の人材が使える人材であると思えないし、それはそれでまだまだ頭痛い状況は続きそう。

そろそろ「法が改正されなかった時の対処」なども考えておかねば。

ぴっぴ さんのコメント...

ま、間に合わなかった…。
ごめんなさい。(ここで謝らんでも)
私は火もつかずに通過してしまいました。
今から勉強しに行ってきます。
みんなの『貴重な声』が選挙や政局に利用されるだけではなくきちんと反映されることを祈っております。

ハニフラ さんのコメント...

JOJO父さん・・・遅くなりました、お返事。
本当にすみません。

今回は皆が結構頑張ったパブコメ、どうなったか気になりますね。
視点が変われば意見もガラリと変わり得ますもんね。命をちゃんと尊重するという最低条件を違えなければ、いろいろな方面からの意見があった方がいいです。
教えて下さってありがとうございます。
文章は荒削りですが、言わんとすることはよく分かります。
真剣な姿勢が伝わります。
動物愛護法の本来の存在意義をよく考えねばならないですね。

ハニフラ さんのコメント...

あがさん、何を照れることがありますものでしょうか。
あがさんの記事は分かりやすくてスッと頭に入りますから、おおいに紹介させて頂きます。

いや本当に、知らない人が多いですね。
なんでこんなに告知が行き渡っていないのかしら。
一般の人が知らなければ、全然「パブリック」コメントではないじゃないか、と思いますね。

ハニフラ さんのコメント...

Kyokoさん、私も火がつく方がいいっす。
JOJOパパさんが紹介して下さった業者のように熱い気持ちを持ってる人なら、きっと組織票なんて真似はしないでしょう。
組織票を出すような業者連の意見を汲み上げていては意味がないですよね。
あがさんのコメントでもあるように、パブコメの件は一般の人は知らないことが多いのに、業者は必ず知っていますから。
どうすれば「命」が経済の一端をになう現状を止められるのでしょうね。

ハニフラ さんのコメント...

ぴっぴさん、いやいや、謝らなくても^^;
そもそも、ぴっぴさんがご存じないほど、告知が行き渡ってないと言うことですから、環境省の責任大でしょう。
本当に、数の勝負ではなく、経済優先ではなく命優先の法律に、国の体勢に整ってくれるように、やれることをやるしかありませんね。