今朝、いつものようにめえ太の見送りを受けながら出勤しようと助手席のドアを開け、仕事鞄を放り込んだ。
とたんに、運転席で何者かが慌てる気配。
窓から出ようとばたばたしていたのは灰緑色の小鳥だった。
さほど苦労せず、そっと両手でつかまえる。
「あんた、いつから・・・一晩中いたの」などとつぶやきつつ急ぎ家に戻り、放す前に母に写真を撮ってもらった。
「うぐいすだね」
と母が言う。
言われてみれば確かにうぐいす色だ。
飛び立つところをスローモードで撮りたいと思っていたのに、あまりにもそっとつかまえていたので、少し手を高く掲げただけで、ぱたぱたと手から飛んでしまった。
すぐ脇の、鶏小屋横のシマトネリコにとまったのを見ながらよく考えてみたら、車に入ったのは昨夜ではない。
その20分ほど前に、鶏の餌(昨日いちえん農場さんから貰ってきた)をひと袋だけ後部座席から降ろしたところで母に呼ばれ、そのまま開けっ放しにして忘れていたのだった。
おそらくそこから餌につられて入ったのかもしれないが・・・
警戒心が薄いというか。
あるいは、私の愛車がまわりの藪と紛う雰囲気を漂わせているのか。
うぐいすは我が家のまわりには多く、春の初めはへたくそな鳴き声があちらこちらからする。
だんだんうまくなるのが微笑ましくて、毎日の楽しみでもある。
この鳥が若者か、ベテラン勢かは私には分からないが(めすかもしれないし)、これからもながらく元気に飛び回ってくれることを願う。
もう車に乗り込んじゃだめですよ。
2 件のコメント:
ハニフラ家にはウグイスやネズミとか外からもいろんな仲間が遊びに来て楽しそうですね!
春は別れや新しい出会いがありドキドキする季節ですね。
クロマシロクララティダさん、このところ、ことさらに思わぬ来訪者が続いて・・・
ひょっとして、ルースが遊びに来させてくれているのかな?などと家族で話したりしています^^
ウグイスもネズミも、こんなことは初めてなんですよ!
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