2/22/2013

ブログ考とホ進歩


時々「ブログネタがない」という台詞を聞くが、書くことがなくなるってことは、ちゃんと日々ブログをつけているということでもあり、それはすごいことだと感心する。

私なんぞ、それほど変わりばえもせぬ日々を過ごしているのに、あまりにも更新しないものだから溜まり過ぎて迷う。
迷ったあげく、いくつか出だしを書いて、そのうち他のことに気をとられて中断する。
かくして『下書き』のページに書きかけの日記が溢れることになる。

ブログというのは、完全に個人的な日記というのではなく、なんらかの世間に伝えるべき有用な情報を含むものだとずいぶん前に読んだことがある。

もともとはそういうことだったのかもしれないが、手書きの日記より簡単に写真も動画も貼り付けられるから、個人的な日記としても優れたツールだ。実際、今はそういう使い方をしている人が多い気がする。

しかし手書きの日記と違うところは、他人の目に触れる点。
考え方も感性も十人十色、良かれと思って書いたことが人によっては勘弁ならん内容だったりする。
(私自身が嫌な目に遭ったとかいう話ではない)

これがまた中途半端なところで、感性のまったく相容れない他人にまで個人的なことを(社会的に問題のある事柄ならいざ知らず)あれこれ口出しされたくない時もあるし、思いもしない観点からの指摘で目を開かされることもある。

つまり、他人に見られたくない気持ちと、見てもらいたい気持ちとが絡み合っている、まるで乙女心のように(たぶん・・・)複雑なものなのだ。

だからなかなか更新しないのだ、という言い訳をするつもりではなくて、なんとなく書き始めたら勝手に手が動いた。
だから今回は感想文みたいな記事。
(そもそも日記に「記事」て言葉もおかしいな)
しかも結論がない文章だけれど、たまにはこんなのもいいだろう。

だって、日記なんだもの。

あ、せっかくなので最新の嬉しかったことも書いておこう。

ホープがどんどん水に馴染んできている!

昨日の朝の写真(昨夜は当直だったので今朝は病院で迎えた)。
岸からでも良いものを、わざわざ四つ足濡らして飲んでる!
けっこう深さがあるでしょう?(ホープにしては)

こちらへ来たばかりの頃から思えば、なんという進歩。
今年はそろそろ海へ入れるだろうか。


2/04/2013

招福ハニー





昨日は節分。


もう何年も豆まきをしていなかったが、今年は家族が揃っている。

ちょうど日曜日で時間的にも気分的にも余裕がある。

というわけで豆をまくことになった。




私が夕食の片付けをしている間に母が豆を煎る。


豆がずいぶん乾燥していてなかなか煎り上がらないものだから、弟を助手に雇い、車で集落の収集所まで資源ゴミを出しに行く。
道中、豆まきの騒ぎを初めて見る犬達はどう反応するだろうか、と楽しく予想する。


帰ってきたところでちょうど雨が降り出したが、豆もいい感じに煎り上がっていた。
三人で、雨の闇へ向かって豆を放り投げる。
もちろん、
 「鬼はーそと。
  福はーうち。」
と大声で呼ばわりつつ。
周りに人家がないので、存分に大声で叫べるのが気分がいい。
ヨク見エヘン

いや、君たちは外へ出たらいかんからケージにおって。


福は内、の時に家の中に向かって投げようものなら、勝手に拾って食べる連中がわらわらいるので、自分の口の中に放り込んだ。
そのせいで、福を呼び込むときは三人とも、もぐもぐと妙に声が小さくなるのであった。




さて、犬達の反応はというと・・・まったくの平常心。
イツモ騒々シイカラ

なんだつまらん、拍子抜けだ、と言いながら豆まきを終え、母と弟はそれぞれ寝室へ。




私も寝ようとしていると、戸のすぐ外でしわぶきのような声が聞こえる。

鬼でも謝りに来たか、遅れてやってきた福がいるのかとドアを開けてみると、冷たい冬の雨に濡れてハニーがうろうろしていた。
ショッチュウダヨ

豆まきの時に外へ出て、小さいものだから気づかれぬまま閉め出しをくらっていたか。

たいへん気の毒ではあったが、
 「福の神様をお迎えしてくれたのかい」
とねぎらってやったら機嫌を直してくれたようであった。

これで今年も我が家は安泰。
本年モ輝ク一年ゾ

ははー、有り難きおことば。