12/19/2017

狩人ブラウニー



エボニーの1歳の誕生日プレゼントに、今朝は、初めて川散歩の上流コースへ連れて行ってやった。

本当は、アニューとの初駆けっこをプレゼントにするつもりだったが、工事が終わっていないので、アニューをフリーにするわけにはいかなかった。

残念ながら、初の川散歩なのに写真も動画もない。
まだ夜明け前で暗かったので、全然撮れなかった。



アニュー抜きの川散歩は、夏の間に安心しきって湿地まで足を伸ばしているイノシシたちを、山へ安全に追い返す目的も兼ねている。

アニューに捕らえられたイノシシの断末魔の悲鳴は、トラウマものだ。
できればもう二度と聞きたくない。

私の指を味わうアニュー

その点、他の犬たちは小動物を狩るような真似はしないので安心だ。
次ハ顔ヲ
と、思っていた。



ブラウニーに狩猟犬の血が入っているだろうことは分かっていた。
が、カエルを追うくらいで、実際に獲るようなことは一度もなかったのだ。

ところが。
今朝は、散歩の帰り、どこからか小動物を咥えてきた。
ねずみかモグラかと思いつつ出させてみれば、それは小さな子ウサギだった。
苦手な方はクリックせぬこと

かわいそうに・・・この寒さで死んだのだろうか。
このまま湿地に置いておけば、野性動物が食べるか、虫が食べるかして自然にかえるだろう。

そう思って立ち去ったのだが、ブラウニーは諦めきれなかったらしく、戻ってもう一度咥え、持って帰ろうとした。

甘えて舐めるんだとばかり
あれ?
おのれ やめんか
(今年の3月3日撮影)

ブラウニーが偉かったのは、「ダメ」のひとことで、素直にすっと地面に置いたことだ。
他の犬が寄っていくと怒っていたのに、感心した。
めえ太は既に湿地デビュー済み

そのままではまた誘惑に負けるだろうから、どこかに葬ってやろうと、持っていたビニール袋越しに拾い上げてショックを受けた。

片手にすっぽり収まる小さな子ウサギの体は、まだぽかぽかに温かかったのだ。

・・・ブラウニー、狩ったな。



エボニーが初めての川にも怖じることなく、じゃぶじゃぶ走るのを見て嬉しい気持ちでいっぱいだったのに。
一転どんより、feel so blueだ。

ねずみやモグラだってかわいそうなのに変わりはないが、子ウサギの可愛さといったら・・・
神妙な顔してもだめ

見てないところでは、これまでも狩ったり食べたりしていたのかもしれないが。
生きるために必要なわけじゃないのだから、勘弁してもらいたいものである。







2 件のコメント:

クロマシロクララティダ さんのコメント...

遅ればせながらエボニー誕生日おめでとうございます!
久しぶりにブラウニー登場ですね、いよいよDogblog復活(笑)
うちも生食中心でウサギも稀にあげたりしてますが、
顔を見たらすると可哀想な申し訳無い気持ちになります。
あまり意識してこなかった生命の連鎖を感じさせてもらって
自分の食事に感謝するようになりました。

ハニフラ さんのコメント...

クロマシロクララさん、エボニーに、ありがとうございます。
今回はなんとかdogblogでしょう^^;

犬を手作り食にすると、人間の食事も変化するとよく言いますよね。
仰るように、感謝の気持ちも前とは違ってきます。
実際にウサギを見たり、鶏と暮らしたり、そして奪われたばかりの命を目の当たりにしたりすると、なおさらです。
命をいただいて、自分の命を繋いでいるのですね。