雄鶏の「オトウサマ」はりっぱな家鳥、いや家長だ。
以前の動画内でも書いたように、奥様方がゆっくりたっぷり餌を食べられるように辺りに気を配り、自分は少ししか食べない。
私を見に来たオトウサマとつよぽん
イモムシやムカデなどのご馳走を見つけると、奥様方のところへ咥えてきて、独特の鳴き声で呼び、地面においてプレゼントする。
奥様方はといえば、当然のように猛ダッシュしてきてひと飲みにするか、奥様方同士で取り合いをしている。
オトウサマが食べている口元ならぬクチバシ元から奪っていくこともある。
それでも、元気いっぱいに餌をついばみ、水を飲み、毎朝卵を産んで、一日中庭を走り回る奥様方を見て、オトウサマは幸せそうだ。
午後になって、ごはんの補充が欲しくなると台所の窓からのぞき込んで
「コーケコッコー」
と催促する。
雄鶏の鬨の声はかなり遠くまで響くが、それをすぐ目の前でされるものだから、うつむいて夢中で皿洗いをしている時などはビックリして数センチ飛び上がるくらいだ。
慣れていてもつい驚くおむすび
同じく驚いているおもち
餌の追加があるまで、窓辺に張り付いてコケコッコー、とやっている。
まだ生後1ヶ月のオトウサマを他の雌鶏たちとともに迎えたとき、いちえんさんが言った。
「雌鶏をいじめる雄もいるんで、そうなったらすぐシメますから」
生後1ヶ月
(うちに来たばかりのころ)
生後2ヶ月
デッキに避難して雨をしのぐ
生後3ヶ月半
今までオトウサマが雌鶏に意地悪をしたのを見たことがない。
いじめられているのは犬たちや母、愚弟で、雌鶏たちにはとても優しい。
鶏達に遠慮してデッキから出られない
(今年1月)
オトウサマは、本当にりっぱなお父様なのだ。
2 件のコメント:
鶏たちの「シメる」は先輩が後輩をシメるのとは違うガチな「シメる」なんですよね。。背筋がシャキッとします。。
生後1ヶ月から猛烈に可愛いですね!幼い時も成長しても可愛い!!!
オトウサマ素敵です。世の男どもがみんなオトウサマみたいだった…いいのになぁ
しょんぼりしてるブラウニーも最高です^ ^
かんづめさん、そうなんです、ガチです。
オトウサマがジェントルマンで(雌鶏に対してだけですが)本当に良かったと思います。
ブラウニー、目を合わさないよう気づかっているのが分かりやすいですよね。
黒くてキョロキョロしているものは反射的につつくこともあるので、賢明です。^^;
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