8/14/2016

お盆の夕暮れ






今日は午後から遠雷が続く。

犬たちが騒ぐほどではないが、空が赤くて不気味だ。
ふだんの夕焼けの赤でもない、怖いような紫がかった赤色。

地震?
いや、周りの野性動物たちはいつも通りだ。キジも鳴いてない。
子どものころ、雷雲は赤いのだと母に聞かされて空を仰いでも、よく分からなかった。
こういうのを言っていたのだろうか。
犬たちは夕方の散歩に散っている。
灌木の向こうには、今朝アニューが捕まえてしまった子イノシシのなきがらがある。

ひどい湿気と熱気で息が苦しいようだ。
鶏たちは小屋に戻ったろうか。
鶏小屋とアニュー小屋に蚊取り線香をつけて戸締まりをして、早く家に入ろう。













今しがた、母から異議申し立てがあった。
雷雲が赤いなんて言ったことないとのこと。
でも、私の幼少期の記憶にはハッキリあるんだよね。
きっとなにか勘違いして覚えたのだろう。
でも、自分の中ではそのままにしておこうと思う。
赤い雷雲、不気味で力があって、雷神様が乗っていそうで、いいじゃないか。

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