山散歩の途中で、ブラウニーとアニューは脇道にそれることがある。
猟犬種と牧羊犬種の違いを見たり、だ。
そして、我らからしばらく遅れて帰還する。
我が家の敷地からつづくこの山は、どこまで行っても山なことと、イノシシ避けの柵に阻まれて、山から人里には出られないので、周囲に迷惑をかけることはない。
湿地には相変わらずイノシシが来る
そのかわり、崖から落ちていないか、イノシシに腹を切られて動けなくなっていないか、という心配はする。
先週の土曜日も、1時間ほど遅れてアニューが帰ってきたが、妙に顔まわりがごちゃごちゃしている、と近づいてみたら、傷だらけだった。
あんりまー
写真ではうまく撮れていないが、ひとつひとつが、けっこう深い。
イノシシとやりあったのだろうか。
いや、それにしては顔だけしか傷がないし、鼻の周りは細かい傷が無数にあるのも変だ。
なにをやらかしたのだ
そういえば、尾根の向こうに姿を消して少しして、アニューの悲鳴らしき声が聞こえたような聞こえないような、と耳を澄ましたことがあった。
あのときだろうか。
いばらの藪に顔を突っ込んで、無理に引き抜いたのかもしれない。
翌朝、改めて傷の写真を撮り直そうと思ったら、すでにほとんど塞がっていた。
何かの匂いを
嗅ぎつけた
そして遠出する
(この時は行かなかったけど)
まったく腫れもせず、顔にかじりつくエボニーを嫌がるそぶりもなく、いつも通りに走り回っていた。
マムシに咬まれても翌日には腫れが引いているくらいだから、そんなものか。
(こちら→『にょろにょろ話』)
ところが、昨日ふと見ると、新しい血が出ている。
前肢で引っ掻いたのだろうか・・・
考えつつ私や他の犬たちに甘えるアニューを見て気づく。
柵でこすったんだわ。
ただでさえ強面なので、傷跡をつくって箔をつけたりしなくていいぞ。
(2:20くらいから数回声が入るので音量注意)
と、アニューの写真を撮って家に入ったらブラウニーの首元に血が。
よく見ると小さく点々ともついている
おやつのアバラの身でした
もうめったにないけれど、いまだにたまにだまされるのだ、食餌でついた肉や血に。
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