12/10/2010

土きたる






通称「ウバメの段」に、土がたくさん入った。




ウバメの段 初期状態

春、四万十に越してきた時、市長さんにお会いする機会があり、その時、市の工事などででた廃土があれば、うちの敷地に捨てて欲しいとお願いしていたのだ。もちろん、汚染のない土でとの注文付き。

注文ツケタノ?

ホ坊よ、当たり前じゃ。それは重要事項じゃ。


なかなか出た土をうちに廃棄できるような工事がなかったが、先月、ついに実現した。
一週間、毎日大きなダンプがひっきりなしに出入り。
どんどん土を落とし、それを片端からユンボで固めていく。

一日目:想像よりはるかに大量の土に驚喜
四日目:ダンプとユンボが働きまくり
五日目:どんどんダンプが来ます
ダンプあふれかえる

ほとんどは仕事で見られなかったが、土曜日に作業の様子を見ることができ、ワクワクした。
ああいう大型作業車というのは、なぜだか胸躍らせるものがある。
小さな男の子が、ダンプの運転手さんに憧れる気持ちが、よーく分かった。

↓動画です。
ダンプとユンボがガーゴーうるさいです。
ダンプに興味ない人には面白くも何ともないと思われます・・・




やたらと広かった湿地も、1/3くらいになって、家の下の竹藪にも入りやすい。
こんなにたくさん土を入れてもらえるなんて、と、毎日小躍りしながら母と喜び合った。

ここらは湿地だった

これから、ようやく念願の苗木を植えるのだ。
その前に、苗木を買うお金を貯めるのだ。

と思っていたのに、母がじゃかすか苗木を購入。

ウソデショー

おかーさん・・・今、うち火の車なんだよ。

ヘーゼルナッツ2本、フェイジョア1本、キンモクセイ12本、メグスリノキ2本、・・・と、数日おきに次から次へと苗木が届く。

こんなに買ってどうすんねん、といいながら植えてみたところ、

どこに植えたか分からん。

もっともっと木が必要だということはよく分かった。
分かったから、ボーナス出るまで待っておくれ、母よ。


ということで、「ウバメの段」あらため「果樹園」ということになりました。
まだどう見てもただの荒野だけど。

肥やし投入中







注:
ちなみに、今のところ苗木は母自身の老後の資金をはたいて購入してくれてました。
ちゃんと書いとかないとクレームがつくからな。

10/03/2010

どんぐりの実る里



年をとったら、どこで誰と、どんな風に暮らしているだろうと思うことがよくある。
自分の家でぎりぎりまで思うとおりに暮らしてぽっくり逝く、となれたら幸いだが、現実はそうもいかない。

老健施設や特別養護老人ホームの前を通りかかることがあると、そこで暮らす毎日をついシミュレーションしてしまう。


私の叔母たちは、そういう施設を運営している。
『どんぐりの里』
(↑知人が施設ブログを書いてくれているそうです)






小さな倉庫を借りて始めたこのデイサービスセンター、口コミで評判が広がり、この夏、『どんぐりの里II』を開設する運びとなった。
いよいよ暑さも本格的になった8月8日、見学に行ってきたのであった。
(つまり、前回の日記よりさらにさかのぼる、という・・・)


高知県須崎市にあるこの施設は、1階ではデイサービス、2階では高齢者専用賃貸住宅が運営されている。

入り口は、いちおうスリッパなどが置かれ、我らは履き替えて入ったが、利用するお年寄りは土足のまま。

            段差がない玄関口

建築家は「それはやめてくれ」と言ったそうだが、お年寄りはこの靴の履き替え時に転倒することが多いため、叔母たちは譲らなかった。
たしかに、そのまま出てそのまま入れるなら、お年寄りも気軽に屋外に出られるし、とてもいいよね。


この施設は立地も良い。
南には海が見える。


反対側は、なんとフェンス一枚隔てて小学校である。
日中、子供たちの元気なかけ声が聞こえて活気があるが、夜は静かである。

      右手に学校のグランド、左に桜並木の小道


さて、屋内をご案内。

ここでは、デイサービスに来た人も、2階の入居者も、一緒にレクレーションをしたりして交流する。


調子が悪くなったときに休む部屋。


そういう時には、アロマテラピストでもある叔母が、状態に合わせて調合する。



厨房デス!


叔父や叔母が毎食ここで作る、家庭の味がどんぐりの里の真骨頂。
我らも皆さんと同じ食事をいただいた。


食器は高級品ではないが目にも楽しい陶器だし、お箸だって竹製の持ち心地のいいものだ。
食材は、叔母たちが地元で買い求めるほか、地元の人が届けてくれるんだって。最高だね。


季節の食材で種類も多く、とても美味しい。これが口コミで評判を呼んでいるそうな。

二階の居住スペース。


「何号室」ではなく、「自分の部屋はイチョウです」という方が暖かみがあるという叔母たちのこだわりで、こういうネームプレートである。


そして、ランドリーバッグにも、ちゃんと部屋のマークが。

            イチゴの部屋には

        いちごマークのランドリーバッグ

大浴場もあるけど、こんな自宅風の小さめの浴室もある。
藤で編んだような雰囲気の床にしたかったそうだ。



畑もする予定で、土壌改良中である。


   母がプレゼントしたりんごの苗木たちを植えてくれていた






まだできたばかりだから、整っていないところもあるけれど、利用者さんたちの評判は上々である。
備品も、可能なものはほとんど手作り。

まったくもって当たり前のことなんだけど、「やりたくてしている仕事」は、細かいところまで心が行き届く。
しんどいことも、苦痛に感じない。
自分にとっての犬の世話がまさにそうだから、よく分かる。

               エヘ

もちろん本業でもそうだ。(これ、ちゃんと言っとかないと)
医者になって2年目に、麻酔科に半年間研修に行っていた。ほとんど5時になったら帰ることができる、楽な半年であった。
のはずなのに、しんどい半年であった。
5時を少しでも過ぎると、苦痛でしょうがなかったのだ。
脳外科なら、徹夜続きでも、嫌だと思ったことは一度もないのに。

だから、『どんぐりの里』のみんなが、儲けはあまりなくても、お年寄りの気持ちになって頑張れることはとても納得できる。
それは例えば犬の保護をがんばっている人たちもきっとそうなんだと思う。
どんな分野であれそういう経験がないと、理解できない人もいるかもしれないが。






最後に、利用者さんたちの人気者の紹介です。

            ボクキャベツデス

叔母の愛犬だが優しく大人しく、控えめな性格がお年寄りにはぴったり。
喜んで出勤しているそうだ。
気むずかしく、誰とも口をきかないご老人が、キャベツのおかげで話すようになったということが実際にあるという。






とにかくお年寄りの世話をするのが楽しくて仕方がないと嬉しそうに語る叔母たち。
「天職だ」とまで言っていた。
これまで、いろんな職業を経験してきたのは、このために必要な年月だったのだろうな、と見ていて思う。
叔母の息子は、理学療法士になるべく勉強中である。もうすぐ心強い助っ人になりそうだ。


書き始めるときりがないので割愛するが、老人介護の現場は難しい問題がたくさんあって、歯がゆい思いすることも多い。お年寄りご自身とその家族はもちろん、医療関係者も、叔母たちのような施設運営者も。

そんな今の体制に負けず、叔母たちとお年寄りたちの幸せな場所が、これからずっと続きますように。
心から応援している。

9/29/2010

夏の彩り







あれよあれよという間にお盆が過ぎていった。



大阪と違って、日が落ちてから昇るまでは、ぐっと涼しく過ごしやすいと言ってた我が家の周囲も、早朝・深夜の風が熱を孕んでいる。

やはり夏は夏だ。当然だ。


梅雨が明けてから、豪雨が何日か続いた、その合間に、久しぶりの虹を見た。


しかも、二重。
しかも、人生で見た中で、もっともハッキリクッキリしている。


それから4日ほどは連続で虹を見たものだ。
ある朝は、二度見られて、ご機嫌で出勤した。

         虹の反対側の空はこんなでした






七色の虹も美しいが、そのちょっと前に、むつきさんから素敵な贈り物が届いた。

引越祝いのプリザーブドフラワーだ。


クールな寒色系で粋にまとまっているのに、やさしい雰囲気。
うーん、私みたいだ。

             異議アリ!!

ごめんなさい。もう言いません。


パソコンの隣に飾ってみたら、とてもいい空間ができあがった。


きっとブログも頻繁に更新するようになるだろうな・・・と思ったが、それは予想が外れた。
自分のことながら、予想って難しい。

              オイオイ






それから、はるか北の大地から、このような色とりどりのいただきもの。


いぬキャラメルさんが送ってくださった。
私、なんにもしてないのにいいのかしら。
と言いつつ、大変嬉しく、遠慮なくいただいたのであった。


色鮮やかな北の恵みは、濃厚で力強い味。
どれも、体にしみわたる美味しさだった。

むつきさん、いぬキャラメルさん、そして自然よ、どうもありがとうございます!










以上、8月16日に書いてた日記でした。
ほんとにもう私ときたら・・・