3/28/2009

雪のち晴れ


1月25日に文章を書いて、そこで時間切れ。
水曜日のつもりで読んで下さい・・・


今日もWBCの興奮冷めやらず。
でも、季節は待ってくれないので、庭仕事も頑張った。今ごろ、手があかぎれ。

てなわけで、一週間遅れの
日記、みっつめ。


3月17日(火)


朝起きたら降りしきる雪だった。
昨日までのピーカンが嘘のよう。






私としてはたいへん嬉しい。

動きの緩やかなガディさんには、ひときわ白く雪が降り積もる。


上から見ると、なんの生き物か分からないじゃんか。







雪は降っても、しつこいようだが、お正月と違って耐えられない寒さではない。
犬たちはいつもと変わりなく、雪玉キャッチボールに興じたり、



大人の男同士の挨拶を交わしたり、


家に入れて朝ご飯食わせろーと要求したり


している。






11時頃から、急に晴れてきた。山の天気は変わりやすいと言うが、本当にそうだ。


さっそくチワワも出してやったが、やわらかく積もった雪に穿たれた我らの足跡に、ずぼりずぼりとハマっていた。




間もなく、屋根からは雪解け水のカーテンが。


地べたを叩く、ぱたぱたという音が切れ目なく森の中に広がる。

犬たちは、デッキの乾いた所を探してひなたぼっこだ。








晴れたまま日は暮れ、最終夜を迎えた。


我らの晩ご飯。








で、ここで、まだもうひと騒動あったのだが、それは次回につづく。
動画をアップする予定です。

3/23/2009

初鹿の日

昨日・今日とWBCにどっぷりで、全然仕事が進まなかった。
良かったなあ。幸せ。
私もがんばろ。

てなわけで、一週間遅れの日記、ふたつめ。


3月16日(月)


今日もまた良い天気。


ぽかぽか日差しに、雪はどんどん溶けていく。
ときおり、屋根から雪の塊が落ちる轟音と地響きがする。


あんまり気にしない犬たち。

            ン?






今日の朝ご飯は、ウサギである。

        ついにありつけたウ嬢

今年はこれが最後だよ。次の冬に、また食べようね。
それまでに、自然飼育のウサギが見つけられればいいけど、難しいだろうな。






もりもり食べた後ひと眠りしたら、思いっきり遊ぼう。

まずは腹ごなし。じゅうぶんにウォーミングアップ。




体がほぐれたら、



走る!
跳ぶ!
叫ぶ!


雪玉キャッチボール。(選手:ホープ)





ルース、油断してると、後ろ後ろ・・・


ほらやられた!


そろそろおやつですよー





ガディ爺さんは、敷地内は雪が多すぎるので、外へお散歩に。

       私をおいてスタコラサッサ






さて、我らは重要物品を買い忘れて山へ上がってしまった。
不凍液である。

暖かくてチェーンも要らないから、下の町までおりるのは簡単ではあるけれど、時間が惜しい。
管理事務所に訊いてみたら、置いているとのこと。
管理事務所なら年中無休だし、車で5分だし、ほんとに助かる。

さっそく、空っぽになったボトルを持って出かけた。


舗装道路に出るところで、管理事務所のパトロールカーをやり過ごしながら待っていると、鹿じゃないか!
車をよけて、こちら側へ渡ってきた。

いつもシャッターチャンスにカメラを持っていないので、最近は「絶対要らないだろう」という時でも持ち歩くように心がけている。
そんなわけで、撮れました。むふふ。

でも、やっぱり半額で購入のコンパクトデジカメでは、望遠に限界が。





20mほどしか離れてないんだけど、これが精一杯であった。
ああ、性能のいいカメラが欲しいなあ。


でも、私は大満足。
なぜなら、鹿に会ったことは何度もあるが、見たのは初めてだったから。
いつも、家族が「鹿がいる!」と言っても、近視のくせに眼鏡もコンタクトもしていなかった私はどれが鹿か全然分からなかった。

仕事を始めてからコンタクトを使い出したが、今度は信州にほとんど行けなくなった。
なので、「信州で野生の鹿を見る」のは初めて。人生で初鹿。


とはいっても、鹿の痕跡は敷地内のそこここにあり、敷地の木も囓られてるし、犬どもは鹿の糞をほじくり出して食べてるし。
この季節の糞はイマイチなのか、11月に来た時ほどは食べなかった。

        ↑
(ウェルが、ウサギを目立たない隅っこでまるごと
 吐き戻し、ゆっくり食べなおそうとしているところを
 ルとホに見つかった図。)


最初、2頭だと思っていた鹿はよく見れば4頭連れで、ひときわ大きな鹿、子鹿、大きな鹿、小さな子鹿、という順番でゆったりと上へ登っていった。


しかし、鹿がこんなに大きいとは思わなかった。
奈良や動物園で見る鹿と、迫力が違う気がした。

自然の中で、思いもかけず出会ったから、そんな気がしただけかな。
いるべき所にいる野生動物は、やはり存在感が違うのだろうか。

音も立てずに通り過ぎた彼らに、圧倒された。






その後、鮮やかに青く晴れていた空は3時頃から急に暗くなり、雪が降り始めた。

犬たちがウサギを食べた雪の血の跡も、静かに、しかしみるみる覆われていき、完全に隠されるのを見届ける前に夜の闇があたりを包んで、もう何も見えなくなった。






我らの晩ご飯。